日立製作所はこのたび、世界最高速(回転数12,030rpm*1)のディスクド
ライブを搭載し、サブシステム性能を現行機比最大2倍*2に向上させた、
メインフレーム/オープンシステム向けディスクアレイサブシステム
「H-6593/6596」を製品化し、2月27日より発売を開始します。
近年、企業では、規制緩和の進展に伴う新しいビジネスの展開や、顧客
獲得のための多様なサービスの提供などが、ビジネス競争に勝ちぬくため
の必須条件となっており、顧客データをはじめ巨大なデータベースを高速に
処理するニーズは、飛躍的に高まっています。こうした背景から、平成13年
のディスクアレイシステムの世界市場規模は、現在の約18倍の約45万TB
(出荷容量)*3と予測されています。
また、変化の激しい新しいビジネス環境にスピーディに対応するため、既に
構築されているメインフレームを中心とした基幹業務システムと、オープンシ
ステムによるデータウェアハウスをはじめとする新規情報系システムとのシ
ームレスな連携が求められており、磁気ディスク装置についても、双方のシス
テムにつながるタイプへのニーズが高まっています。
当社は、ディスクアレイサブシステムについて早くから着目し、平成4年より
オープンシステム向けに、平成7年よりメインフレーム向けにディスクアレイサ
ブシステムの出荷を開始しており、数多くの実績を積み重ねてきました。また、
平成9年より、メインフレームとオープンシステムの双方のプラットフォームで
共用可能なディスクアレイサブシステムを出荷するなど、高機能化を図ってき
ました。
最新鋭ディスクアレイサブシステム「H-6593/6596」は、回転数12,030rpmを
実現し、世界最高速の6.1GBディスク(HDD)を搭載できます。
また、ホストとのデータ転送能力を現行機比の4倍とし、32のチャネルに対して
同時にデータ転送を行うことを可能としました。これらの特徴により、現行機比
最大約2倍のサブシステム性能を実現し、さらに最大サブシステム容量も現行
機比約4倍の3テラバイト(TB)に拡大しています。こうしたサブシステムの飛躍的
な性能向上/容量拡大により、大容量データベースの処理能力を飛躍的に向
上させ、企業のスピーディかつ、きめ細かいサービスの提供や新しいビジネスの
展開などをサポートします。なお現行機と同様、日立製品はもちろん、他社のメ
インフレームにも接続できると共に、UNIXサーバやPCサーバなどのオープンシ
ステムにも接続でき、両プラットフォーム間でのデータ交換も可能です。さらにオ
ープンシステムとの接続インタフェースとして、最大転送速度100MB/sのファイバ
チャネル(FC-AL)インタフェースもサポートします。
*1 一分間の回転回数
*2 当社現行機種「H6592/6595」と今回発売する「H6593/6596」との比較
*3 出典:IDC(1997年)
【価格(月額) *・出荷時期】
1.ディスクアレイサブシステム「H-6593/6596」
・価格(月額) :262万円より(RAID5、9.2GBドライブ使用時)
・出荷時期 :平成10年3月末
2.ソフトウェア「WDCP/ES Staticizer」
・価格(月額) :9万円
・出荷時期 :平成10年4月末
* ソフトウェアには「プログラムプロダクト使用規模別料金制度(LC/UT)」を適用
します。本価格はMP5600/180プロセッサ使用時の月額使用料金です。
LC/UT:Licence Charge by Usage Tier
【略号注記】
WindowsNT(R)の正式名称は、Microsoft(R) WindowsNT(R) ServerNetwork
Operating Systemです。
【他社所有商標等に関する表示】
・ UNIXはX/Open Company Ltd.が独占的にライセンスする米国ならびに他
の国における登録商標です。
・ WindowsNTは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国にお
ける登録商標です。
・ その他の会社名、団体名、商品名は各社、各団体の名称、商標または登
録商標です。
以 上
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