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News Release

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平成10年1月21日

マルチメディアコンテンツ事業で提携

−2月からインターネット遠隔教育ビジネスの共同実験を開始−

                                               株式会社アスキー
                                               株式会社日立製作所



  株式会社アスキー(社長:西和彦)と株式会社日立製作所(社長:金井務)はこのたび、
インターネット/イントラネットを利用した遠隔教育ビジネスを共同で検討していくことに
合意しました。これに伴い、両社では、社内事業所やユーザー企業の約1万人を対象とする
共同実験を2月から実施します。

  近年、インターネット/イントラネットやデジタル衛星などに代表されるネットワークイ
ンフラが充実するとともに、CD-ROMやDVDなどマルチメディア技術が進歩することにより、
教育、医療をはじめとする様々な分野においてネットワークをベースとする遠隔サービスの
事業化が期待されています。
  特に教育分野では、企業環境が激変するなかで、ビジネスマンの情報化教育や国際化教育
などに対するニーズが高まるとともに、ビジネスマン個人や企業に対し自発的な能力開発を
後押しする法的支援施策が実施されつつあり、企業やビジネスマンに対する教育サービスの
市場が急速に拡大しています。

  アスキーは、コンピュータ関連の出版物をはじめ、PC関連の教育コースウェアやエデュテ
インメント、エンターテインメントなど幅広い分野のコンテンツについて、書籍やCD-ROMパ
ッケージによる出版事業を展開していますが、今後拡大が想定されている遠隔サービスの市
場に対し、同社のコンテンツを活かしたネットワークサービス事業の推進に特に力を注いで
います。
  一方、日立では、情報の発信、配信のためのハード/ソフトを含むインフラ(基盤システ
ム)の開発・提供はもとより、公共・企業情報から医療、ショッピング、エンターテインメ
ントまでの多岐にわたるコンテンツ事業と、コンテンツプロバイダに情報発信の場を提供す
るネットワークサービス事業の双方を含むコンテンツ・サービス事業を情報部門の最重要テ
ーマの一つとして認識し、優れたコンテンツを保有する企業との積極的なアライアンスによ
り事業展開に取り組んでいます。

 今回、アスキーと日立が共同で事業化を検討するのは、「Network-BasedTraining(NBT)
」と呼ばれる、インターネット/イントラネットを利用して、企業のビジネスマン向けに行
う遠隔教育/トレーニングビジネスで、自分のペースで好きな時に、好きな場所で、必要な
部分の学習が可能な画期的なサービスです。ネットワークを利用するため、従来のCD-ROMに
よる教育に比べて、常に最新のコンテンツを提供できるほか、コンテンツをライブラリ化す
るため自分の好きなコンテンツをパソコンから逐次検索し選択できます。また、コンサルテ
ィングやテストなど双方向サービスが提供できるなど、ダイナミックなサービスに特徴があ
ります。
  両社では、今回のサービスの事業化を検討するため、両社の社内事業所やユーザー企業な
ど総勢約1万人を対象とする共同実験(トライアル)を本年2月から開始します。共同実験
では、PCの操作学習、英語教育、ビジネスニュース、経営研修、トレンド・セミナーなどの
プログラムを両社が設置する配信センタからトライアル事業所や企業内に設置するイントラ
ネットサーバーに対し配信し、ユーザーが自分のPCから簡単にしかも高速に、これらのコン
テンツにアクセスできる環境を提供します。両社では、今回の共同実験を通じて、こうした
遠隔教育サービスに対するユーザーのニーズを詳細に把握し、今後の事業展開に役立てたい
考えです。





                                                                 以  上


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