日立製作所は、マルチメディア対応液晶プロジェクター「CP−L850J」の
受注を10月1日より開始します。
本製品は、SVGA(800ドット×600ライン)にフル対応するとともに、偏
光変換器を新たに採用することで、明るさを約20%アップし(当社
「CP−L750J」比)、650ANSIルーメンを実現しました。また、光の
集光効率を高める「オプティカルインテグレーター」の採用により、画面中心と周
辺部との照度差80%以上を実現し、輝度ムラや色ムラの少ない均一な映像を再現
します。
〈型式及び価格〉
製 品 名 | :マルチメディア対応液晶プロジェクター |
型 式 | :CP―L850J |
受注開始日 | :10月1日 |
標 準 価 格 | :898,000円(税別) |
国内月産台数 | :500台(当初) |
平成9年のマルチメディア対応液晶プロジェクターの需要は、全世界で約29万
台(前年比138%)と予測され、そのうち日本国内需要は約4万2千台(前年比
175%)が見込まれており、市場が着実に拡大しています。
マルチメディア対応の液晶プロジェクターは、パソコンやAV機器と接続し、企
業での会議研修、各種プレゼンテーション、学校教育用など幅広く活用されるよう
になってきています。
とくに、そのポータビリティを活かし、ノートパソコンとの組み合わせによる使
われ方が多いため、最近主流となっているSVGA(800ドット×600ライン)
の解像度をもつ液晶ディスプレイ搭載ノートパソコンに対応したSVGA対応液晶
プロジェクターの需要が増加しています。
当社ではSVGAフル対応の液晶プロジェクターとして、「CP−L750J」
を昨年12月より発売していますが、明るい液晶プロジェクターへのニーズに対
応し、偏光変換器を新たに採用することで明るさをさらに20%アップし、画面の
隅々まで均一で明るい映像を再現、通常の照明下でも鮮明な画面表示が可能です。
また、SVGA(800ドット×600ライン)にフル対応するとともに、解像度の
高いXGA(1024ドット×768ライン)の表示仕様に対しても簡易再生が可
能です。
さらに、NTSC/PAL/SECAMなど、国際規格のビデオ信号仕様にも対
応し大画面でもフリッカーの少ない高画質な映像が再生できます。
<CP―L850Jの主な仕様>
項 目 | 仕 様 |
型 式 | CP―L850J |
投写方式 | 液晶パネル×3枚、1レンズ、3原色光シャッター方式 |
液晶パネル | 1.3インチポリシリコンTFT液晶パネル3枚使用 |
| 横800×縦600×3(1,440,000ドット)画素配列:ストライプ |
投写レンズ | F2.3〜F3.0 f=48.1〜72.1m |
光源ランプ | 260Wメタルハライドランプ |
明るさ | 650ANSIルーメン |
色再現性 | フルカラー |
解像度 | 水平解像度500本(ビデオ入力時) |
| 800ドット×600ライン(RGB入力時) |
| ズーム ・・・電動ズーム(1:1.5) |
| フォーカス電動 ・・・フォーカス |
| 映像左右反転 ・・・有り |
| 映像上下反転 ・・・有り |
音声出力/スピーカ | 2W+2W(ステレオ) |
RGB入力 | アナログRGB 2系統 |
| 15ピンミニD−sub/オーディオ 2系統ステレオミニジャック端子 |
ビデオ入力 | コンポジットビデオ 2系統:ピンジャック端子×2 |
| Sビデオ :S端子 ×2(Sビデオ優先) |
| オーディオ 2系統:ピンジャック(L/R)×2 |
RGB出力 | アナログRGB 1系統:15ピンミニD-sub×1 |
| オーディオ 1系統:ステレオミニジャック端子×1 |
コントロール端子 | 15ピンミニD−sub端子×1 |
電 源 | AC100V(50/60Hz) |
消費電力 | 370W |
外形寸法 | 幅40.4cm×高さ16.cm×奥行き31.2cm |
重 量 | 9.1kg |
内装付属品 | リモコン、単3乾電池×2、電源ケーブル、 |
| VGAケーブル、コントロールケーブル、 |
| AVケーブル、マウスケーブル(PS/2) |
以 上
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