日立製作所はこのたび、Windows NTベースのLAN上のサーバデータを一元管理
するバックアップサーバ「日立ストレージマネージメントサーバ HT−2480シ
リーズ」を製品化し、7月14日より販売を開始します。
近年、PC LAN環境では、PCサーバを複数台設置して効率的に運用する形態
が増えており、ネットワークストレージ容量も年々増大しています。複雑化するPC
LAN環境において、サーバディスクのハードウェア障害、ファイルの誤削除等の
リスクに対応し、ネットワークストレージの高信頼性を実現するには、データのバ
ックアップ運用の徹底が重要です。
従来のバックアップは、各々のサーバ毎にバックアップ装置を接続し、手動で運用
する形態が一般的だったため、システム管理者に過大な負荷がかかっていました。
こうした中で、ネットワーク上に分散するサーバデータの一元管理による効率的な
LAN運用へのニーズが高まっています。また、サーバ市場においてはWindows NT
の占める割合が急増しており、PCサーバ向けディスク出荷容量も年々増大してい
ます。
当社では、NetWareベースのLAN上のサーバデータを一元管理するバックアッ
プサーバ「HT−2470シリーズ」を、平成8年6月より出荷してきましたが、
今回、Windows NTに対応した「HT−2480シリーズ」を新たに製品化しました。
「HT−2480シリーズ」は、Windows NTベースで構築されたPC LAN環境
に対し、ネットワーク上に分散するサーバデータを一元管理するバックアップサー
バで、従来機「HT−2470シリーズ」に比べ、約2倍のバックアップ取得容量
(フルバックアップ時、1サーバ20GB、トータル30〜40GB)を実現しています。無
人運転による自動バックアップをはじめ、テープからサーバへのファイルコピーを
行なうリカバー、サーバのディスクスペースの有効活用に向けたアーカイブ(オプ
ション)機能を提供します。
また、本シリーズでは、エントリーモデルとして、DDS-2テープドライブ版(圧縮
時8GB/卷、最大192GB)を2モデル、大容量モデルとして、DDS-3テープドライブ版
(圧縮時24GB/卷、最大576GB)を3モデル、ラインアップしました。バックアップ
対象、スケジュール、取得方式の自由度が大きく、システム管理者のニーズに合せ
たバックアップ運用が可能です。
さらに、バックアップシステム固有の専門的な技術や問題点に煩わされることな
く装置の導入、運用を可能にするため、導入計画からネットワーク構成、バックア
ップスケジュール等、バックアップに必要な作業をトータルソリューションとして
提供するサービス「導入トータルパック」を、従来機同様、「HT−2480シリ
ーズ」についても開始します。
<価格(税別)>
HT-2480-A(DDS-2テープドライブ版、圧縮時96GB) 310 万円
HT-2480-B(DDS-2テープドライブ版、圧縮時192GB) 460 万円
HT-2481-A(DDS-3テープドライブ版、圧縮時144GB) 390 万円
HT-2481-B(DDS-3テープドライブ版、圧縮時288GB) 490 万円
HT-2481-C(DDS-3テープドライブ版、圧縮時576GB) 690 万円
(注)オプション類及びソリューションサービスの価格は含まれておりません。
<出荷時期>
HT-2480-A 平成9年8月末
HT-2480-B 平成9年8月末
HT-2481-A 平成9年8月末
HT-2481-B 平成9年8月末
HT-2481-C 平成9年8月末
[他社所有商標等に関する表示]
・Microsoft、Windows、Windows NTは、米国Microsoft Corp.の米国およびその
他の国々における登録商標です。
・NetWareは、米国Novell,Inc.の登録商標です。
・UNIXは、X/Open Company Limitedが独占的にライセンスしている米国ならびに
他の国における登録商標です。
・Ethernetは、米国Xerox Corp.の商品名称です。
・Legatoは、米国Legato Systems Corp.の商標です。
・NetWorkerは、米国Legato Systems Corp.の登録商標です。
・その他の会社名、団体名、商品名は各社、各団体の商標、登録商標、又は商品名
称です。
以 上 |