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News Release

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平成9年6月17日

企業間ECに対応した国内初のビジネスメディアサービス「TWX−21」を商品化

−サイバースペース時代のグローバルビジネスを支援−

                                * 日立ECのホームページはこちらです。

 日立製作所はこのたび、サイバースペース時代の新しいサービスプロバイダ事業 として、セキュアなネットワークインフラ、拡張性の高いビジネスプラットフォー ム、企業間取引に必要なビジネスアプリケーションなど、企業間EC(エレクトロ ニックコマース)に対応した各種サービスをビジネスメディアサービス 「TWX−21」*として商品化し、本年9月末より提供を開始します。  ネットワークインフラやビジネスプラットフォームばかりではなく、企業のビジ ネス機能そのものであるビジネスアプリケーションも含めた統合サービスをセキュ アなエクストラネット上で実現したのは国内で初めてです。 *「TWX−21」はTrade Winds on Extranet−21(21世紀のエクストラネ ットに吹く貿易風)をイメージした名称です。  近年、インターネット/イントラネット/エクストラネットをはじめとする情報 通信技術の社会への浸透、企業活動のボーダーレス化/グローバル化が急速に進展 し、企業経営は、多数の企業が協調する一方で競合するダイナミックなネットワー ク社会のパラダイムへと大きく変わりつつあります。企業が新しい時代のパラダイ ムに対応した経営を推進していくためには、最良のパートナーを迅速に発掘し、協 調しながら事業を推進できるセキュアな企業間ネットワークとビジネスアプリケー ションも含めた高度なサービスの提供を必要としています。  当社は、世界最大規模のエレクトロニクス企業として、日立情報システムズ、日 立情報ネットワークなど関連グループ企業と協力して日立総合資材VAN (HITVAN)を構築し、約2,100社の国内外関連企業の資材購買を中心と する業務システムの構築、運用、利用に関わる技術、ノウハウを10年以上にわた って蓄積してきました。また、全世界で約4,000拠点、10万ユーザーを結ぶ 日立グループ社内ネットワークの構築・運用により高信頼技術と運用技術を培って きました。さらに、昨年10月にはECに対応したシステムの構築を総合的に支援 するソフトウェア製品や各種サービスを「日立コマース・ソリューション」として 体系化し、企業−消費者間実証実験等を通じて提供してきました。  今回の「TWX−21」は、企業間のビジネス連携をトータルに支援する会員制 のプレミアムサービスとして、セキュアなネットワークインフラ、拡張性の高いビ ジネスプラットフォーム、企業間取引に必要なビジネスアプリケーションなど、新 しいビジネスを創造するためのビジネスメディアサービスを提供します。  ネットワークインフラサービスや、VANサービスに代表されるビジネスプラッ トフォームサービスはすでに各方面で利用されつつありますが、企業のビジネス機 能そのものであるビジネスアプリケーションも含めた高度なサービスがセキュアな エクストラネット上で提供されるのは、日本でも初めてです。本年9月末には、見 積支援、図面・仕様書交換、受発注支援、ネッティングなどのサービスを提供しま すが、今後物流業務、電子取引所、総合振込、企業間ワークフローなど新しいサー ビスを順次追加してサービスメニューを充実することにより、公共分野への対応も 含め、社会全体のメディアサービスとして発展させていく計画です。  また、サービスのベースとなるネットワークやビジネスアプリケーションのプラ ットフォームには、日立グループのグローバルな情報ネットワークで実証された高 信頼ネットワーク技術、CORBA*1やJava*2などに代表される分散オブジェクト技術 など先進の情報技術を適用しています。  さらに、サービスを利用いただく会員については、当初日立グループ関連会社並 びに取引先を含めた約2,100社をベースに事業を開始しますが、今後会員を広 く募るとともに国内外の企業グループとも連携することにより、2年後には 4,000社規模のビジネスネットワークを構築し、「TWX−21」を企業間ビ ジネスメディアサービスのグローバルスタンダードにしていく計画です。 *1: CORBA(Common Object Request Broker Architecture)は、非営利国際団 体であるOMG(Object Management Group)が確立した分散アプリケーション 開発のための標準仕様です。 *2: Javaは、米国及びその他の国における米国Sun Microsystems, Inc.の商標 です。 <主なサービスの内容、価格及びサービス開始時期> (1)ビジネスアプリケーションサービス 「TWX−21」のサービス料金は、入会金、月額固定料金、従量料金から構成さ れています。主な月額固定料金、従量料金は下記の通りです。

サービス内容料金内容料 金サービス開始時期
資材・購買入会金50万円平成9年9月末
業務支援業務環境利用費20万円/月から "
サービス指定見積依頼登録費150円/件 "
図面データ伝送費100円/MB "
営業業務入会金無 料平成9年9月末
支援サービス業務環境利用費無 料 "
指定見積回答登録費150円/件 "
図面データ伝送費100円/MB "
決済業務入会金幹事企業*150万円平成9年9月末
支援サービス参加企業*2無料 "
業務環境幹事企業10万円/月から "
利用費参加企業5万円/月から "
ネッティングサービス利用費300円/件 "
*1:ネッティンググループ毎に運用ルールを管理する幹事企業が必要になります。
*2:ネッティンググループに参加する幹事企業以外の企業です。

(2) ビジネスプラットフォームサービス
 ユーザーが「TWX−21」を利用してサービス提供を行なうにあたり、
「TWX−21」上で業務サービスを構築するためのプラットフォーム機能をサー
ビスとして提供します。業務サービスの構築にあたっては、当社のシステムエンジ
ニアがシステム構築を担当することも可能です。
 価格は個別見積もりで、平成9年9月末よりサービスの提供を開始します。


 <特徴>
1.国内初の会員制ビジネスメディアサービスをエクストラネット上で提供
   企業間ECに対応した会員制サービスとして、高度なビジネスメディアサー
    ビスを提供します。ネットワークインフラやビジネスプラットフォームばかり
    ではなく、企業のビジネス機能そのものであるビジネスアプリケーションも含
    めた統合サービスがエクストラネット上で提供されるのは国内で初めてです。

2.有力企業2,000社を超えるハイグレードなビジネスコミュニティを提供
    日立グループ関連会社並びに取引先を含めた約2,100社をベースとして
    数多くの優良企業とのビジネスパートナーシップを構築でき、新しいビジネス
    チャンスの創造を支援します。

3.セキュアで高信頼な利用環境を提供
   日立グループのグローバル情報ネットワークで実証された「TWX−21」
    専用の高信頼ネットワーク技術により、ハイトラフィックな業務処理も安心し
    て適用できるセキュアなネットワークインフラを提供します。また、ビジネス
    アプリケーションのプラットフォームには、CORBAやJavaなどに代表される分
    散オブジェクト技術を採用するなど、先進の技術による拡張性の高い利用環境
    を実現しています。

4.会員企業が自らサービス事業を行なう環境も提供
   当社以外の会員企業が「TWX−21」上でサービス事業を行なうための、
    ビジネスプラットフォーム機能、運用代行サービスを提供するとともに、サー
    ビスの開発を支援します。


                              以 上


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