日立製作所は、このたびテレフォンシステム「MVシリーズ」のラインアップを
拡充し、小規模オフィス向けに事業所用ディジタルコードレスシステムやNTTの
発信者番号表示サービス等に対応した小容量テレフォンシステム「MV−5」を製
品化し、5月16日より販売を開始します。
日々めまぐるしく進歩を続ける情報通信技術の中で、PBXやテレフォンシステ
ムの役割もオフィスの情報基盤としてますます重要となってきています。このため、
小容量のテレフォンシステムでも大容量並みの多様なサービスが要求され、さらに
は、小容量ゆえの特徴である、増設やシステム変更に柔軟に対応できる拡張性及び
端末の多様化等のニーズが高まってきています。これまで当社では昭和62年より
テレフォンシステム「ETシリーズ」及び平成5年より「MVシリーズ」
(「MV−10」及び「MV−20」)を製品化し、こうしたニーズに対応してき
ました。
このたび製品化となった「MV−5」は、MVシリーズの最小容量機種として同
シリーズの豊富な機能をベースにしており、ISDN回線および事業所用ディジタ
ルコードレスシステムに対応した小規模オフィス用テレフォンシステムです。内線
12回線、局線4回線の容量を持ち、この他に事業所用ディジタルコードレスシス
テムのBS(接続装置)を2回線、PS(ディジタルコードレス電話機)を16回
線収容可能です。
また、本製品では、「MV−10/20」の特徴である内線端末のマルチ接続や、
ボイスメールインテグレーション機能をサポートしており、事業所用ディジタル
コードレス用品及び端末電話機等を「MV−10/20」と共通に使用できる等、
他の「MVシリーズ」との共用性を高めています。
【価格及び出荷時期】
構成:MV−5
適用回線数 局線:4、内線:12、BS数:2、PS数:8
本体価格:約180万円
出荷時期:平成9年5月20日
BS:接続装置、 PS:ディジタルコードレス電話機
以 上
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