平成9年4月15日 モジュール組合わせタイプの生化学自動分析装置を業界で初めて製品化−2種類の標準モジュールの組合わせにより、最適なシステムソリューションを提供−
本シリーズでは、複数の業務を1つのシステムに統合することで、検体や作業の 流れを一本化できるなど、検査効率の向上を図ることが可能です。
生化学自動分析装置は、体液中の特定成分の濃度を自動的に測定する装置です。
近年、医療技術の急速な進歩に伴い、病院や検査センターなどの臨床検査室にお
いては、各種分析装置が導入されており、なかでも血液や尿の中の成分で内臓の疾
患を把握できる自動分析装置は、規模を問わず、医療施設にとって必要不可欠な装
置になっています。
本シリーズは、業界初のモジュールアッセンブリ(組合わせ)方式のシステムです。
今回、検体数が多い基本分析に適した多検体処理モジュール(Dモジュール)と、
検体数が少ない多項目分析に適した多項目モジュール(Pモジュール)を開発し、
2種類のモジュールを組合わせることで、従来は1つの臨床検査室に業務用途に応
じて複数台設置していた自動分析装置の統合を実現しました。これにより、各医療
施設に最適なシステムを提供することが可能です。 今回は、標準タイプとして、処理能力1600テスト/時から6400テスト/ 時までの4タイプを製品化します。最大同時分析項目数は86項目で、幅広い分析 項目をカバーすることができます。さらに、検体ID付属装置、電解質分析付属装 置を付加することも可能で、なかでも電解質分析付属装置では、300検体/時の 処理能力を有するモジュールを最大2モジュールまでシステムに組み込むことがで きます。
<標準構成価格> 製品名 製品構成 標準価格 7600-020形自動分析装置 Pモジュール2台 5,100万円 7600-110形自動分析装置 Dモジュール1台Pモジュール1台 8,200万円 7600-210形自動分析装置 Dモジュール2台Pモジュール1台 10,800万円 7600-220形自動分析装置 Dモジュール2台Pモジュール2台 14,200万円 以 上
All Rights Reserved, Copyright (C) 1997, Hitachi, Ltd. |