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平成9年3月5日
オープンシステム向けディスクアレイ装置「DF350」を発売
−キャッシュ容量最大1ギガバイト、
データ転送速度を従来機比2倍に−
日立製作所はこのたび、キャッシュメモリの搭載容量を最大1ギガバイト(GB)
に拡張するとともに、サーバ側とのインタフェースにUltra SCSIを採用し
て従来機に比べ2倍の高速データ転送〈40メガバイト(MB)/秒〉を実現したオ
ープンシステム向けディスクアレイ装置「DF350」を製品化し、3月7日より
発売します。
UNIXサーバやPCサーバを活用した基幹業務システムの構築、大容量データ
ベースを活用したデータウェアハウスの実現、高速データ転送を必要とするVOD
(ビデオ・オン・デマンド)システム利用等、オープンシステム向けストレージに
対しては大容量、高性能、高信頼化のニーズがますます強くなっています。
当社では、平成5年よりディスクアレイ装置を市場投入しており、オープン向け
ディスクアレイ装置「DF300」は高性能、高信頼性が顧客に高く評価され、平
成7年度国内市場でトップシェアを獲得しています。
(出典:日本ガートナーブループ、国内外付け中・大形ディスクアレイ市場、平成
8年5月)
今回、新たに製品化した「DF350」は、従来モデル「DF300」の後継機
で、デスクトップからラックマウントタイプまでの4つのタイプによりユーザーの
幅広いニーズに対応します。コントローラに搭載する不揮発キャッシュメモリの容
量を従来の128MBから最大1GB(デスクトップタイプを除く)に拡張しまし
た。またディスク容量も最大約700GB(ラックマウントタイプ大容量形 ラック
フル搭載時)と大容量を実現しています。高速データ転送のためにSCSI−2
(*1)インタフェースに加え、Ultra SCSIインタフェースを採用し、また
Fibre Channelインタフェースのサポートも予定しています。さらに
デュアルコントローラホットスタンバイ構成時のコントローラ障害の際に自動的に
待機コントローラに切り替える機能のサポート等により、システム停止の回避機能
(フォールトトレラント機能)を強化しています。
また、この「DF350」は、RAID(*2)5、1、0をサポートしています。
従来RAID3方式で成し得ていた高速シーケンシャル転送をRAID5方式で達成
しました。RAID5方式の特徴である高トランザクション処理能力との両立化を
実現しています。
*1SCSI:Small Computer System Interface
*2RAID:Redundant Array of Independent Disks
<価格(税別)>
デスクトップタイプ | 158万5千円〜 |
ミニタワータイプ | 307万円〜 |
ラックマウントタイプ標準形 | 358万円〜 |
ラックマウントタイプ大容量形 | 457万円〜 |
キャビネットタイプ | 430万円〜 |
(注)・下記構成の場合のハードウエア参考価格です。
RAID5、装置容量8.2GB、キャッシュメモリ16MB
・ラックマウント大容量形には別途専用ラック(110万円)が必要です。
<出荷時期>
デスクトップタイプ | 平成9年6月 |
ミニタワータイプ | 平成9年3月末 |
ラックマウントタイプ標準形 | 平成9年3月末 |
ラックマウントタイプ大容量形 | 平成9年3月末 |
キャビネットタイプ | 平成9年3月末 |
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