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                                                  平成8年12月12日

電話とイントラネットを融合し、企業活動の生産性を向上させる 「日立CTIソリューション」を提供開始

−米国No.1シェアのコールセンタ向けアプリケーションパッケージ 「Vantive」を採用した本格的なソリューションを提供−

日立製作所は、このたび、企業内の電話とイントラネット等の企業内情報システ ムをCTI(Computer Telephony Integration)技術により連携・融合させ、専門的 な電話受付けサービスから通常のオフィス業務まで、企業活動の生産性向上を実現 する「日立CTIソリューション」を12月16日より提供開始します。 本ソリューションでは、コールセンタ向けに、顧客サポートやヘルプデスク分野 で米国No.1のシェアを持つ米国Vantive社のアプリケーションパッケージ 「Vantive」を採用した本格的なソリューションを提供します。 近年、企業でのPCのLAN接続の進展、インターネットの普及を背景に、イントラ ネットが企業情報システムのインフラとして急速に浸透してきています。このイン トラネットと既存の電話・FAX環境を連携・融合させ、営業活動の効率化や、顧客 サービス・オフィス生産性の向上を実現したいというニーズが高まっており、CTI が非常に注目されています。 また、NTT(日本電信電話株式会社)の発信電話番号表示サービスが平成9年夏に 開始予定されていることもあり、CTIを応用した新しいシステムやサービスが期待 されています。 一方、オープンな世界でのCTI技術(TAPI(*1), TSAPI(*2)等)の業界標準化の進 展により、今後さらにCTIのアプリケーションが業界全体として充実していくもの と思われます。 当社では、従来よりCTIシステムに積極的に取り組んで来ており、平成6年より、 「日立コンピュータ・テレフォニ・シリーズ」として、「Talkware」、 「ALLMASTER VISUAL」等、LAN上での音声通話、音声/FAX/電子メールを統合する ユニファイド・メッセージングを実現する製品を提供し、本年4月にはCTI機能を搭 載したマルチメディア対応PBXとして「CX256MS」を出荷開始しました。また、PBX ・電話機を中心としたコールセンタシステム、ホテルシステム等、数多くの業務シ ステムも構築してきており、常に先端技術を追求し、「通信」と「コンピュータ」 が融合したシステム構築を手がけてきました。さらに、本年10月に発足された 「日本コンピュータテレフォニーフォーラム」にも発起人企業として参画し、CTI の普及・啓蒙に積極的に取り組んでいます。 今回発表の「日立CTIソリューション」では、専門的な電話受付けサービスを支 援する「コールセンタCTIソリューション」とオフィス内での電話応対やイントラ ネット、グループウェアと連携した音声/FAXメッセージング等を実現する「オフィ スCTIソリューション」の二つのソリューションを提供します。また、これらのソ リューションでは、業界標準のCTI技術であるTSAPIにいち早く対応した当社のPBX 「CXシリーズ」をベースに、音声応答装置、テレフォニサーバ、多機能電話機等を 併せ持った中〜大規模システム向けで、高信頼の「CX-CTIシリーズ」と、PCサーバ (WindowsNT)を利用した、SOHO(Small Office Home Office)等の小規模システム 向けの「CTNET-Serverシリーズ」の二つの新製品を中心に、各種のバリエーション でユーザーの広範囲なニーズに応えます。 また、「コールセンタCTIソリューション」では、米国内の多くの業種で60社以 上の優良企業が、顧客サポートやヘルプデスクのアプリケーションパッケージとし て活用しているVantive(米国Vantive社開発、国内総販売代理店:三井物産株式会 社)を採用し、顧客データベース・商品データベースと密接に連携した本格的なコ ールセンタシステムの構築・運用を強力に支援します。 当社では、今後もソリューションを拡張し、インターネットのWWW(WorldWide Web)と連携したコールセンタシステムやインターネット/イントラネット上での音 声通話、FAX通信等を実現する製品を市場投入し、本格的なインターネット・テレ フォニ・インテグレーションのソリューションを提供していきます。 なお、今回発表の「日立CTIソリューション」と各種新製品は、来年2月12日から 幕張メッセで開催されるNET&COM97の特別展示企画CTIパークに出展する予定です。 *1)TAPI : Telephony Application Programming Interface *2)TSAPI : Telephony Services Application Programming Interface <今回発表の新製品の価格、および出荷時期> ソリューションタイプ  コールセンタCTIソリューション (1)専用タイプ PBX連携タイプ (2)簡易タイプ PCサーバタイプ (3)アプリケーションパッケージ オフィスCTIソリューション オフィスタイプ (4)中規模オフィスタイプ  PBX連携タイプ (5)部門/SOHOタイプ PCサーバタイプ  (6)ターンキータイプ    PCベースタイプ 

対応新製品価 格出荷時期
(1)CX-CTI/CallCenter約6,000万円より平成9年3月
・20クライアント
・クライアントPC含む
(2)CTNET-Server408万円より平成9年2月
・10ユーザー版
(3)Vantive Supportサーバ:180万円より出荷済
Vantive HelpDeskクライアント:45万円より
(4)CX-CTI/Office約8,000万円より平成9年3月
・50クライアント
・クライアントPC含む
CALLMASTER VISUAL1,800万円より出荷済
(既発表製品)・4回線
・100クライアント
(5)CTNET-Server388万円より平成9年2月
・10ユーザー版
(6)CTNET-Server/F89万円平成9年2月
CTNET-Server/V89万円平成9年2月
<販売目標>
・ CX-CTIシリーズ:3年間で1,000システム
・ CTNET-Serverシリーズ:3年間で18,000システム

<他社商標、略号に関する表示>
・ Vantiveは、米国Vantive Corp.の商標です。
・ WindowsNTは、米国Microsoft Corp.の米国およびその他の国における登
  録商標です。


                             
                              以 上


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