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                                                  平成8年12月9日

OEM市場向け2.5インチ磁気ディスク装置を発売

−MRヘッドの搭載により、最大2.16ギガバイトの大容量を実現−

日立製作所は、このたび、MR(Magnetoresistive)ヘッドの搭載により、最大 記憶容量2.16ギガバイトを実現した薄型(12.7ミリ厚)の2.5インチ磁気 ディスク装置「DK225Aシリーズ」を、小型磁気ディスク装置のラインアップ に新たに追加し、12月11日より販売を開始します。 近年、従来はデスクトップPCで行ってきた業務を、ノートPCやサブノート PC等で行うケースが増加し、またこれらのモバイルコンピュータで画像データや 音声データ等、大容量のマルチメディアデータを扱うケースも増えています。こう した背景のもと、ノートPCの記憶装置として2.5インチ小型磁気ディスク装置 についても一層の小型化・大容量化・高性能化が求められています。 これまで当社では、平成5年11月に「DK200シリーズ」を製品化して以降、 2.5インチ磁気ディスク装置をOEM市場向けに提供し、好評を得ています。 今回、薄型(12.7ミリ厚)の2.5インチ磁気ディスク装置 「DK225A−21」(2.16ギガバイト)と「DK225A−14」 (1.44ギガバイト)の2モデル機種を製品化し、2.5インチ小型磁気ディス ク装置のラインアップに追加しました。これらの製品を採用することにより、薄型 のノートPCにおいても、デスクトップPCと同等の記憶容量を実現することが可 能となります。 「DK225Aシリーズ」では、高性能MRヘッドとPRML*信号処理技術と を採用することにより、1インチ平方当たり1.3ギガビットの面記録密度を達成 し、12.7ミリ厚の2.5インチ磁気ディスク装置で2.16ギガバイトの大容 量を実現しました。 また、4,464rpmの高速回転により内部データ転送速度(媒体記録再生時)は最 大9メガバイト/秒、高速アクセス技術の採用により平均シーク時間は12ミリ秒 を実現しました。さらに、インタフェースは標準インタフェースであるATA−3 をサポートすることにより、メインフレームとのデータ転送速度は最大16.6メ ガバイト/秒が可能となりました。 また、2.5インチディスク装置では、初めてS.M.A.R.T.*機能をサポート しており、より高いデータの信頼性を実現しました。    *PRML(Partial Response Maximum Likelihood):従来の信号処理を用いた 場合に比べ、より高い記録密度が実現できる。    *S.M.A.R.T(Self Monitoring Analysis Reporting Technology): ドライブの動作をモニターし、潜在する様々な不具合について早期に警告を 出すという自己診断システムです。   <価格>(OEMサンプル価格/税別) DK225A−21(12.7ミリ厚) 8万円 DK225A−14(12.7ミリ厚) 5万円 <出荷時期>(OEMサンプル出荷時期) DK225A−21(12.7ミリ厚) 平成8年12月 DK225A−14(12.7ミリ厚) 平成9年 1月                              以 上


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