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                                                  平成8年9月17日

米国マイクロソフト社と        Windows互換の次世代携帯用情報機器分野で提携

  

 日立製作所(日立)は、米国マイクロソフト社(マイクロソフト社)と、マイクロソ フト社の新OS「Windows CE*1」を搭載した次世代携帯用情報機器「ハンドヘルド PC(HPC)」に関するソフトウェアとマイクロプロセッサを中心とした半導体技術 について、共同開発を進めています。「Windows CE」は、「Windows 95」と互換 性があり、HPCなどのコンシューマー向け機器用に開発されるOSです。  日立は、「SH-3」をベースとした32ビットRISCプロセッサSuperH RISC engineファミリ(SHファミリ)を「Windows CE」のためのキープロセッサとして提 供します。マイクロソフト社は、「Windows CE」とアプリケーションソフトをSH ファミリ用に開発します。  また、両社は「Windows CE」のための開発ツールを共同開発しています。  「Windows CE」を搭載したHPCでは、カシオ計算機(株)、韓国LG電子(株)、米国 ヒューレット・パッカード社など主要メーカーが「SH-3」を採用します。  日立は、メモリに次ぐ戦略製品としてマイコン・ASIC事業に注力しており、世界 有数のメモリ・マイコンメーカに位置づけられています。一方、マイクロソフト社 は、画期的なソフトウェアを市場に送り出し、ビジネスユースからパーソナルユー スまで幅広くパーソナルコンピュータ業界をリードしています。こうした両社が協 力することで、互いの優れたソフトウェアと半導体技術を一層強化し、マルチメデ ィア時代をリードしていきます。  当社のSHファミリは、マルチメディア機器用途をはじめとした先端分野をターゲ ットに、高速処理、低消費電力、DSP機能内蔵、高いコード効率、シングルチップ 化などの使いやすさを追求したRISCプロセッサです。応用分野はカーナビゲーショ ン、デジタルスチルカメラ、アミューズメント機器、ハードディスクドライブなど、 産業、民生、情報分野等多岐にわたり、デザインインもすでに900件以上に達し ています。さらに、95年の出荷数は1,400万個/年となり、世界のRISCマイ コンの出荷数で、世界第1位*2を達成するなど好評を得ています。  SHファミリの中でも「SH-3」は、携帯用情報機器、セットトップボックスなど のマルチメディア分野で必要となるOSに対応するために、本格的なMMU*3を内蔵し た製品です。当社は、今後もHPCを始めとした次世代の携帯用情報機器に対応する SHファミリの製品バリエーション、開発ツールの整備などに力を入れ、この分野に おけるリーディングプロセッサを目指します。 *1)Windowsは、米国マイクロソフト社の米国およびその他の国における    登録商標です。 *2)米国のInside The New Computer Industry誌(1996年4月(c) Andrew Allison)による。 *3)MMU(Memory Management Unit)は、オペレーティングシステムを効率 良くサポートするためのメモリ管理機構。 以 上

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