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平成8年4月8日
日立製作所は、このたび、病院の検査部門および検査センターにおける、 日立臨床検査システム「HILAS−1000」を発売
−パソコンをベースとしたクライアント・サーバ方式を採用−
検査受付から結果報告までの一連の臨床検査業務をパソコンをベースとし
たクライアント・サーバシステムで実現する日立臨床検査システム
「HILAS−1000」を製品化し、5月7日より発売します。
本システムは、OSとして本格的なマルチタスクを実現するWindowsNT
を採用したクライアント・サーバシステムであり、検査業務の効率化、迅
速化を実現します。
臨床検査システムは、臨床検査部門における、検査受付、検体の測定、
検査データの収集、データチェック、検査結果の報告といった業務を、コ
ンピュータで処理する情報システムです。
近年、医療費抑制および、コンピュータのダウンサイジング、オープン
化により低価格でかつ検査部門全体のシステム化が図れる臨床検査システ
ムが求められております。
こうしたニーズに対し、臨床検査システムはパソコンでのクライアント
・サーバシステムに移行しつつありますが、さらに検査業務の効率化のた
めに本格的なリアルタイムマルチタスクが求められていました。また、シ
ステムのトータル化に伴い、パソコン台数が多くなり、省スペース化のた
め、その台数の削減が望まれていました。
今回、日立臨床検査システム「HILAS−1000」では、OSとし
てWindowsNTを採用しており、本格的なリアルタイムマルチタスクを実
現します。 また、新たに分析計の接続装置であるマルチターミナルサーバを製品化し
たことにより、複数の分析装置を一元的に管理することが可能となります。
これにより、クライアントである1台のパソコンから複数の分析計にアクセ
ス可能となり、パソコン台数を削減し、省スペース化が可能です。
さらに、オープンシステムであることから病院情報システムとの連携、細
菌、病理検査などの部門システムへの対応、検体搬送システムとの連携など
が実現できます。
<特徴>
(1)クライアント・サーバ方式によるトータルシステム対応
検査予約ファイルの設定など病院情報システムとの連携、細
菌、病理検査などの部門システムの対応、検体搬送システムとの
連携などの機能を盛り込んだ、臨床検査トータルシステムです。
(2)パソコン台数の削減(省スペース化)
パソコンによるリアルタイムマルチタスクシステム(複数業務
を同時に処理)および、マルチターミナルサーバ(MTS)の開
発により、MTS1台に最大8台の分析計を接続することがで
き、パソコン台数の削減により省スペース化が図れます。
(3)エンドユーザコンピューティングの容易化
エンドユーザコンピューティングを実現する為、検査データを
汎用データベース(ORACLE)に保存し、流通ソフト
(Excelなど)から容易に利用できます。
(4)高信頼性システムの実現
大規模システムでは、特に信頼性が重要となりますが、サー
バシステム装置の二重化やMTSの自動切替えなどにより高信頼
性システムを実現します。
(5)リアルタイムデータチェック機能の充実
「正確な検査データをより迅速に報告する」ための必須機能と
して、従来の技術を継承した、リアルタイムデータチェック機能
を充実しています。
<価格> 標準タイプ(対象病院:300床) 2,000万円
サーバ :1台
クライアント :2台
MTS :1台
分析計 :8台接続
<出荷時期> 平成8年9月
<販売目標> 60システム/年
<主な仕様>
項目 内容(最大)
検査項目数 9,999
処理検体数(1日あたり) 99,999
保存検体数 1,000,000
保存属性数 500,000
依頼項目数(検体あたり) 300
依頼元数 1,000
担当医数 1,000
検体種別数 99
依頼セット数 1,000
接続クライアント数 100
<他社所有商標に関する表示>
・WindowsNTは、米国Microsoft Corporationの商標です。
・ORACLEは、米国ORACLE Corporationの商標です。
・Excelは、米国Microsoft Corporationの商品名称です。
以 上