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平成８年２月５日
Ｗｉｎｄｏｗｓ(R)９５対応のＯＣＲ「Ｆｒｉｅｎｄｌｙ−ＯＣＲ」
を製品化
―本格的な文字認識機能をソフトウエア化し、
100万円を切る低価格化を実現―
日立製作所は、このたびパソコンを利用して高精度な文字認識を含めた
ＯＣＲ処理を行うことができる「Friendly-OCR」を２月７日より発売しま
す。この「Friendly-OCR」は、Windows(R)95対応の基幹業務向け本格的
文字認識ソフトウエア「OCRフレンド」、OCR業務支援ソフトウェア
「OCRパッケージ２」、「ＯＣＲ専用スキャナ」から構成されます。また、
「Friendly-OCR」では、標準システム構成で100万円を切る低価格を実
現しました。
OCRは、従来からの基幹業務での手書き定型伝票(契約申込書、受発注
伝票、入出金伝票等)処理に加えて、最近ではアンケート用紙や試験解答用
紙といった手作り伝票での利用も増加するなど利用分野が拡大しています。
また一方で、パソコンの高性能化・高機能化、基幹業務のクライアント・
サーバ・システム(CSS)/PC-LAN環境での処理の進展に伴い、OCRの文字
認識処理をパソコンで行いたい、さらにそのOCRシステムを低価格で導入
したいというニーズが強まっています。
当社では、昭和47年に国産初の汎用手書きOCRを製品化して以来、昭
和52年にネットワーク機能を持つ分散指向OCRや昭和57年には卓上型
OCRなどを製品化し、常に業界をリードすると共に、企業の基幹業務で必要
とされる定型伝票入力のニーズに応えてきました。
「Friendly-OCR」は、Windows(R)95対応の手書き文字認識ソフトウェア
「OCRフレンド」(32ビット版)、標準的なOCR業務支援ソフトウェア
「OCRパッケージ２」(32ビット版)、ＯＣＲ帳票のドロップアウトカラー対
応と高性能・高精度の画像データ入力を行える「ＯＣＲ専用スキャナ」から
構成され、企業の基幹業務での定型伝票処理など、高精度な文字認識を必要
とするOCR処理を、従来のようにOCR専用機によらず、Windows(R)
パソコンを利用して行うことが可能です。また性能面においても最高約70
枚/分(A8、活字数字10字)という従来機(HT-4172)以上の高性能な読み取り
を実現します。
さらに、文字認識をWindows(R)対応のソフトウェアで可能としたことか
ら、本システムは、99万円という低価格（当社従来ＯＣＲ専用機と比べ
６０％低価格化）を実現しました。(文字認識ソフトウェア、OCR専用スキ
ャナ、OCRパッケージを含み、パソコンは含まず)また、同じく文字認識を
ソフトウェア化したことにより、本システムの利用範囲は、従来の専用機が
持つ本格的な手書き伝票読み取り機能に止まらず、ファクシミリやイメージ
スキャナなどからパソコンに入力されたイメージデータ(TIFF形式)を文字
認識の対象として、コード情報に変換するなど活用できる範囲が拡がります。
《出荷開始時期》
平成８年３月〜
《価 格》
●基本構成
：９９万円〜
(文字認識ソフトウエア「OCRフレンド」、「OCR専用スキャナ」、
OCR業務支援ソフトウェアを含む。パソコンは含まず。)
●Windows(R)パソコンの持つイメージデータ(TIFF形式)読み取りを追加
した場合
：上記価格＋２４万円
・Windows(R)は，米国Microsoft Corp.の登録商標です。
・Windows NT(TM)は，米国Microsoft Corp.の商標です。
・Pentium(TM)は，米国Intel Corp.の商標です。
・MS Excelは，米国Microsoft Corp.の商品名称です。
その他,記載の製品名は,それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
以 上