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平成７年１１月２８日
「日立クリエイティブサーバ３５００シリーズ」のラインアップ強化
―統合クラスタモデル、マルチプロセッサモデル計３機種を追加―
日立製作所は、このたびＵＮＩＸサーバ「日立クリエイテイブサーバ３５００
シリーズ」の新製品として、最新鋭ＰＡ−ＲＩＳＣプロセッサ“ＰＡ−７２００”
(１２０ＭＨｚ）を搭載し、統合クラスタシステム及びノードの運用・管理機能
を強化した「統合クラスタモデル ３５００／８５０ＰＳ」、及び同プロセッサ
を最大４台まで増設可能な「マルチプロセッサモデル３５００／５５０ＭＰ，
６５０ＭＰ」の計３機種を製品化、さらに、チャネルアダプタや周辺機器の強化
を図り、併せて販売を開始します。
近年、クライアント・サーバ・システム（ＣＳＳ）の利用は企業の基幹業務へ
も拡大しており、同システムの中核となるサーバに対しては性能、信頼性、拡張
性のさらなる向上が求められています。このため、これらを可能にするプロセッ
サを複数台搭載したマルチプロセッサモデルや、複数のシステムを多数連結し、
並列処理を行うクラスタモデル等のニーズが高まっています。
当社では、こうしたニーズに対応した新機種をラインアップに加え、発売しま
す。
［今回発表の新製品］
モデル 形状 ＣＰＵ(クロック) ＣＰＵ数
3500／850PS 統合クラスタ ラックマウント PA−7200 2〜4／ノード
モデル (120MHz)
3500／650MP マルチプロ キャビネット PA−7200 1〜4／システム
セッサモデル (120MHz)
3500／550MP デスクサイド PA−7200 1〜4／システム
(120MHz)
標準価格(税別)
統合クラスタモデル ラックマウント 約4，300万円〜
マルチプロセッサモデル キャビネット 約1，594万円〜
マルチプロセッサモデル デスクサイド 約883万円〜
出荷時期：平成７年１２月末〜
（１）統合クラスタモデル（３５００／８５０ＰＳ）
１．プロセッサにＰＡ−７２００(120MHz)を採用し、従来モデルに対し
約１．２倍の性能向上を図りました。また、拡張Ｉ／Ｏスロット数も従来の
３スロットから５スロットに強化し、柔軟なシステム構築を可能にしました。
さらに、管理ワークステーションによる一元運用管理機能として障害情報の一括
報告、障害監視、遠隔電源制御などが行えます。
２．日立スケーラブルデータベースサーバ「ＨｉＲＤＢ」に加え、今回
「ＯＲＡＣＬＥ Ｐarallel Ｓerver」もサポートします。これにより、並列
ＲＤＢの選択肢が広がり、柔軟なシステム構築が可能になります。
３．オンライン交換が可能なハードディスクを最大２４台搭載できるディスク収
容ラックや、ラックマウント型無停電電源機構（ＵＰＳ）等を採用しました。
これにより省スペースを図ったコンパクトなシステム構成を可能にします。
（２）マルチプロセッサモデル（３５００／６５０ＭＰ、５５０ＭＰ）
プロセッサにＰＡ−７２００(120MHz)を採用、最大４ＣＰＵまでのマルチプロ
セッサ構成が可能です。また、性能は、従来モデル（640MP，540MP)と比べ、
約１．２倍向上しました。
（３）周辺機器の強化
１．Ｍシリーズとの接続性を高めるチャネルアダプタをサポートしました。これ
によりＶＯＳ３環境とのＤＢ連携など高い親和性を持った接続を実現しました。
２．100BaseTXアダプタ(Fast Ethernet)をサポートしました。これにより従来
のＴＣＰ／ＩＰアプリケーションに手を加えることなく性能を高めることが可能
となります。
３．ＤＡＴオートローダ、大容量キャッシュ付きディスクアレイ装置（ミニ
タワー型、ラックマウント型）、２ポートＳＣＳＩコントローラ等をサポート
しました。
＜＜他社所有商標に対する表示＞＞Ethernetは、富士ゼロックス(株)の商標です。
ORACLEは、米国Oracle Corporationの登録商標です。
PA−RISCは、米国Hewlett-Packard Companyの商標です。
UNIXは、X／Open Company Limitedが独占的にライセンスしている米国ならびに
他の国における登録商標です。
以 上