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平成７年１０月１２日


MPEG1デコードシステムを1チップで実現する

1チップデコ−ダLSI 2品種を製品化
−処理ソフトウェアを従来の約90%、外付け部品を約50％削減でき、

システムの小型化・低価格化・設計期間短縮を実現−


　日立製作所は、このたび動画像圧縮伸長技術の国際標準規格である

MPEG1方式（注１）により圧縮された画像・音声デ−タを伸長するデコード

システムを1チップで実現したMPEG1 1チップデコーダLSI「HD814110

シリーズ」を開発しました。

　「HD814110シリーズ」は、MPEG1のシステムデコーダ、ビデオデコーダ、

オーディオデコーダを1チップに集積し、さらにCD−Gデコーダ（注２）や

ビデオCD ver．2．0対応のアプリケーションソフト等も内蔵しています。このため

MPEG1デコードシステムを構成する場合、従来と比較し処理ソフトウェアを約90％

以上（当社比）簡略化でき、外付け部品を約50％（当社比）削減することができます。

　今回、「HD814110シリーズ」の第一弾として、ビデオCD対応システムやマルチ

メディア機器用にCD−ROMデコーダを内蔵した「HD814110KF」とパソコン用に

PCIローカルバスインタフェース（注３）を内蔵した「HD814110PF」2品種を製品

化しました。

「HD814110KF」は平成８年２月より、「HD814110PF」は平成８年４月からサンプ

ル出荷を開始します。


（注１）MPEG1（Moving Picture Experts  Group Phase 1）：

　　　　　動画像圧縮伸長技術の国際標準規格。VTR並み（352画素×
　
　　　　　240ライン）の画質に対応し、ビデオCD等に使用される。

（注２）CD−G：CD−Graphics

（注３）PCI：Peripheral Component Interconnect



＜サンプル価格＞

製　品　名 　　　　　機　　　　　　能　　　　　　　　　サンプル価格（円）

HD814110KF　 映像機器向けMPEG1−1チップデコーダ　　　　　6，500

HD814110PF　 パソコン向けMPEG1−1チップデコーダ　　　　　6，500




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以　上

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