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2002年6月28日 | |||||||||||||||||||
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(株)日立製作所と(株)デンソーは、米国カーネギメロン大学(CMU *1)との共同研究により、ドライバーが、車を運転しながら音声でインターネット等のネットワークにアクセスし、自由に情報を引き出すことができる、次世代車載情報サービス用音声対話システムの開発を進めています。2001年9月に開始したこの共同研究において、日立、デンソー、CMUの三者は、このたび、音声対話システムの基本構成(図参照)を構築しました。 開発を進めている音声対話システムは、ネットワークセンターと車載機の両方に対話処理のための音声認識エンジンと音声コマンドに応じた命令を実行するVoiceXMLインタプリタという対話処理機能を設置します。さらに、ネットワークセンターには、対話を実現するためのシナリオを生成する対話管理部を設置します。シナリオの生成に使用される言語は、音声認識・合成を含んだコンテンツをWeb上で記述するための標準言語であるVoiceXML*2を拡張して開発したものであり、対話の話題変化に対応した複雑な制御プログラムを自動生成することができます。 この音声対話システムを用いることにより、次のような音声対話が可能になります。
この共同研究では、日立が電話から音声でインターネット上の情報を入手できる音声ポータルで培った技術(VoiceXMLインタプリタ、センター側音声認識エンジン)を、デンソーがカーナビゲーションで培った技術(車載機側音声認識エンジン、雑音抑制技術)を、CMUが自然言語処理をベースにした対話管理技術をそれぞれ提供し、システムの開発に取り組んでいます。 近年、カーナビゲーションシステムを進化させた形として、車からインターネット等のネットワークにアクセスし、各種の情報を受け取る新しいサービスの開発が盛んです。 この共同研究は、車を運転しながらe-mailサービスを利用したり、店舗情報を検索したり、音楽やニュースの配信を受ける等の次世代の車載情報サービスを想定し、ドライバーの望む情報を音声で自由に引き出せる ヒューマン・マシン・インターフェース(Human Machine Interface:HMI)技術の確立を目指しています。
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以 上 |
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