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2002年6月21日 | ||||
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株式会社 日立製作所(取締役社長:庄山 悦彦)のアジア地域統括会社であるHitachi Asia Ltd.(取締役社長:村木隆/以下、日立アジア)は、このたび、シンガポールのセントーサ島開発公社(Sentosa Development Corp./以下、SDC)から、2005年末に開通予定のセントーサモノレール向けのモノレールシステム一式を、総額約7,800万シンガポールドル(邦貨換算 約54億円)で受注しました。 世界の主要都市では、交通渋滞を解消する手段として新交通システムの導入が進んでおり、なかでも跨座式モノレールシステムは、世界最初の都市交通として1964年に浜松町〜羽田(現在 羽田空港/現 東京モノレール)間の開業以来、長い歴史と実績を持っています。 日立製作所の跨座式モノレールシステムは、都市空間の占有面積が少ない軌道構造のシンプルさと低騒音を実現した車両システム、環境に優しい輸送システムであることなどが評価されており、浜松町〜羽田空港間のほか、北九州、大阪、東京・多摩などでも運行され、また沖縄でも建設中であるなど、国内トップシェアを獲得しています。 セントーサモノレールは、マーライオンタワー、セントラルビーチをはじめ博物館や遊園地、ビーチなど島全体がレジャーセンターとなっているセントーサ島とシンガポール本島南端とのアクセス改善を目的として、シンガポール政府全額出資の公社であるSDCが建設するものです。シンガポール本島のゲートウェイ駅からセントーサ島のセントラルビーチ駅までの2.1キロ、4駅を結ぶ路線で、2003年1月から工事を開始し、2005年末に開通する予定です。 今回受注したセントーサ島開発公社向けのモノレールシステムは、日立製作所が東京モノレールをはじめ各都市の跨座式モノレールで培ってきた技術をベースに、中小都市の輸送ニーズに合わせ、小型・規格・低廉化を追求した跨座型小型モノレールシステムです。跨座型小型モノレールシステムは、大型モノレールの技術をベースに開発した小曲線も通過可能な規格型の小型車両により、軌道桁、支柱の小型化、管理棟・検修庫・留置線等の用地縮小などが行えます。このため、従来型のモノレールに比べて建設費の削減、コンパクト化による導入空間の縮小、維持・管理費の縮減による事業・採算性の向上などを実現します。 今回は、東南アジアにおけるモノレールシステム事業の展開を考慮して、日立アジアが主契約社としてモノレールシステム一式を受注し、日立製作所がモノレール車両(2両×4編成)
・信号・変電設備・運行システム・分岐器、システム設計・システムインテグレーションなどの主要設備・システムなどを納入します。 |
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以 上 |
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