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2002年5月29日 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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株式会社 日立製作所(取締役社長:庄山 悦彦、以下日立)は、このたび、陽子線治療システムビジネスの拡大を目的として、米国AccSys Technology社(CEO:Robert W. Hamm/以下AccSys)の株式の80%を取得することで、AccSysと合意しました。日立は今回の買収により、AccSysの有する高性能線形加速器(以下、linac)技術を日立が開発した陽子線治療システム「PROBEAT」に適用し、世界の陽子線治療システム市場のトップシェアをめざします。 陽子線治療は、がん治療において、深部の腫瘍部のみに照射を集中させるように陽子ビームを制御し、腫瘍を死滅させる新しい治療方法です。患部への線量集中度が高いため、従来の電子線やX線などを用いた放射線治療と比べて副作用が少なく、周囲の正常細胞に大きな影響を与えることなく、がん細胞だけを治療することができます。このため、外科的治療や薬の投与による治療に比べ患者の負担が低減されるほか、現在の手法では困難な種類の病巣への適用も可能であることから、世界的に注目を浴びています。米国では2000年に保険治療が可能になり急速に普及しはじめているほか、日本、欧州でも保険認可の気運が高まっています。 AccSysは、陽子線治療システムで陽子を初期加速させるキーコンポーネントである小型linacの特許を持つ世界唯一の専門メーカーで、その製品は、陽子線治療システムのシンクロトロン加速器用インジェクターの他、中性子発生装置等に採用されています。 日立は、AccSysのlinac技術と日立の有する高度な加速器技術を融合させることで、より一層、高性能な陽子線治療システムを開発していきます。またlinacを、日立の販売網を活用して世界に供給していきます。 ■AccSys社概要
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