株式会社日立製作所 情報・通信グループ(グループ長&CEO:小野功)は、このたび、ブロードバンド時代における企業情報システムの安定稼動とセキュアな運用によるリスクマネージメントを支援する統合システム運用管理ソフトウェア「JP1
Version 6i Advanced Edition」を製品化し、本日から販売開始します。
「JP1 Version 6i Advanced Edition」は、マルチプラットフォーム環境でのオペレーティングシステムからアプリケーションまでの統合的な安定稼働監視、Webシステムにおけるサービスレベルの分析、セキュリティ管理分野におけるトップクラス製品の統合管理などのソリューションを中心に大幅に強化しています。
近年、ネットワークのブロードバンド化に伴うネットビジネスの進展により、これまで以上にビジネス環境は大きく変化し、ビジネスを支える企業情報システムも益々大規模・複雑化しています。また、顧客サービス、企業間取引などを司る企業情報システムが障害や攻撃によって停滞・停止すると、ビジネスに損失を与えるだけでなく、企業としての社会的な信用に影響します。このように、企業情報システムにおける様々なリスクマネージメントの必要性が増大する中、企業情報システムの24時間365日の安定稼働とセキュアで強固なシステム環境の構築及び運用は必要不可欠になっています。
「JP1」は、トップシェアのシステム運用管理製品として、国内はもとより海外市場でも高く評価され、現在6,000社を超える企業に導入されているほか、ERP、データウェアハウス、Webコンピューティングなど業種や業務を問わない幅広い分野での適用と実績があります。
今回販売を開始する「JP1 Version 6i Advanced
Edition」は、「Internet Service Quality Management」のコンセプトに基づき、ネットビジネスでのサービス品質を高めるとともに、企業情報システムの安定稼動とセキュアな運用によるリスクマネージメントを支援する統合システム運用管理ソフトウェアです。
「JP1 Version 6i Advanced
Edition」の主な強化ポイントは次の通りです。
1.「アベイラビリティ管理ソリューション」 |
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今回、これまで提供してきたアプリケーション管理の管理対象範囲を拡大するとともに、製品ラインアップを強化することで、「アベイラビリティ管理ソリューション」として充実させました。具体的には、マルチプラットフォーム環境でのSAP
R/3、Lotus Domino Server、Oracleなどのサーバアプリケーションやオペレーティングシステムの一元的な稼働監視や性能監視を実現する「JP1/Performance
Management」を新たにラインアップに加えることで、システム障害の早期発見、稼働状況の傾向把握が可能になります。また、各管理対象の状態を業務・障害ごとに分類することにより、業務単位の稼働監視が可能になります。
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2.「サービス管理ソリューション」 |
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Webサーバだけでなく、ファイアウォール、SSLプロセッサ、負荷分散器、キャッシュサーバ、ルータなどのWebフロント機器、及びアプリケーションサーバ、DBサーバなどのバックエンドサーバも含めたWebシステム全体を一つの管理対象としてとらえた稼働監視、問題点・傾向分析を支援する「JP1/Web
System Manager」を新たに製品化します。これにより、Webサーバの性能ボトルネック検出や、インターネットサービスの性能計測といった基本的な監視のほかに、Webシステム内の性能ボトルネックの検出、さらにインターネットサービスの品質を考慮したWebシステムの設備資産計画の策定が実現できます。
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3.「セキュリティ管理ソリューション」 |
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セキュリティ管理フレームワーク製品「JP1/Security
Integrated Manager」により、「JP1」のセキュリティ管理製品及び各ベンダーが提供しているセキュリティ製品のセキュリティポリシーの設定を統合するほか、不正アクセス検知、ウィルスの発見、セキュリティツールの障害などを統合的に常時監視することで、監視業務効率の向上を図ります。今回、各ベンダーが提供するセキュリティ製品として、インターネット
セキュリティ システムズ社の「RealSecure」、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ社の「FireWall-1」、トレンドマイクロ社の「Trend
Virus Control System」をサポートし、今後、順次サポート製品を拡大していきます。
また、「JP1/File Access Control」は、内部ユーザやクラッカーからの不正なファイルアクセスを管理するとともに、ウィルスによる改ざん、漏洩を防止します。さらに、「JP1/SECUREMASTER」により通常のファイルアクセスでは制御できない、WebコンテンツやWebアプリケーションなどのWebオブジェクトのアクセスを制御することにより、システムのセキュリティを大幅に向上することができます。
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さらに、下記の運用管理ソリューションを強化します。
(1)「ネットワーク管理ソリューション」 |
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IPv6ネットワークの管理機能強化として、IPv6対応ネットワーク機器から管理情報を取得せずにIPv6ノードを監視する「JP1/Cm2/Proxy Agent for IPv6 Network」、複数の通信ポートを1つにまとめることによりファイアウォールの環境設定を簡易化する「JP1/Extensible Port Management System」を製品化します。また、管理対象のネットワーク機器に当社のギガビットルータ「GR2000」、Cisco製スイッチ、Foundry製スイッチを追加します。
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(2)「資産管理ソリューション」 |
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インターネット・イントラネット環境での配布管理を実現するためにHTTPに対応した「JP1/NETM/DM Internet Gateway」、「JP1/NETM/DM HTTP Gateway」を製品化します。また、「JP1/NETM/DM」の機能強化としてネットワーク負荷を軽減するマルチキャスト対応により効率的な配布管理を実現します。
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(3)「業務自動運用ソリューション」 |
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ERP業務運用を効率化するためにSAP社のデータウェア・ソリューションである「SAP BWシステム」と「JP1」のジョブ管理機能とを連携する「JP1/Application Manager for R/3 - SAP BW Option」を製品化します。
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■ホームページ
http://www.hitachi.co.jp/jp1
■販売目標
今後1年間で、「JP1 Version 6i Advanced Edition」として、13万本(サーバプログラム本数)の販売を見込んでいます。
■新製品の価格・出荷時期
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稼動環境は、HP-UX, Solaris, AIX, Windows® 2000, Windows
NT®、Windows® XPです。
(製品によって一部異なります) |
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「JP1/Performance Management」と「JP1/Security Integrated
Manager」は、昨年11月に発表した日本電気株式会社との「システム運用管理ソフト分野での提携」による共同 |
■商品名称等に関する表示
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AIXは、米国における米国International Business Machines
Corp.の登録商標です。 |
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Cisco、およびCisco Systemsは、米国Cisco Systems,
Inc.の米国ならびにその他の国における登録商標です。 |
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FireWall-1は、日本国内におけるCheck Point Software
Technologies Ltd.の製品名称です。 |
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HP-UXは、米国Hewlett-Packard Companyのオペレーティングシステムの名称です。 |
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iPlanetおよびiPlanetをベースとする商標は、米国およびその他の国における米国Sun
Microsystems, Inc. の商標または登録商標です。 |
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JP1/Security Integrated ManagerおよびJP1/Security
Integrated Manager - Runtime Libraryは、情報処理振興事業協会(IPA)が推進する「創造的ソフトウェア育成事業」の一環として技術開発された内容を含みます。 |
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Lotus、Lotus Dominoは、Lotus Development Corporationの登録商標です。 |
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Microsoftは、米国およびその他の国における米国Microsoft Corp.の登録商標です。 |
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Oracleは、Oracle Corporationの登録商標です。 |
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RealSecureは、Internet Security Systems, Inc.の登録商標です。 |
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SAP、R/3は、SAP AGのドイツ及びその他の国における登録商標または商標です。 |
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SECUREMASTERは日本電気株式会社の日本における登録商標です。 |
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Solarisは、米国およびその他の国におけるSun Microsystems,
Inc.の商標又は登録商標です。 |
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Trend Virus Control Systemは、トレンドマイクロ株式会社の登録商標です。 |
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UNIXは、X/Open Company Limitedが独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。 |
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Windows®は、米国およびその他の国における米国Microsoft
Corp.の登録商標です。 |
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Windows®の正式名称は、Microsoft® Windows®
Operating System、Windows NT®の正式名称は、Microsoft® Windows NT®
Operating Systemです。 |
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その他記載の会社名,製品名は,それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。 |
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