ニュースリリース | ||||||
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2002年4月12日 | ||||||
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株式会社日立製作所 半導体グループ(グループ長&CEO:伊藤 達)は、台湾の健康保険ICカード向けに、5月からICカードマイコンの出荷を開始します。
台湾では、健康保険カードのICカード化が政府主導プロジェクトとして進められてきました。台湾のTECO ELECTRIC & MACHINERY
Co., Ltd.(会長 黄 茂雄、以下、TECO社)が、台湾中央健康保険局からICカードを受注し、TECO社をリーダーとした国際コンソーシアムを形成、日立はマイコンの供給を、ドイツのGiesecke
& Devrient GmbH(会長Willi Berchtold、以下、G&D社)はOS(Operating System)の開発を担当しています。 今回日立が供給する製品は、ICカードマイコンとして定評のある16ビットマイコンのAE-4シリーズで、OSのJavaCardTM 2.1(注1)をベースにマルチアプリケーションに対応しています。日立のICカードマイコンは、携帯電話のGSM用SIMカード(注2)に多数採用されており、金融、IDカードなど他の分野への展開も積極的に進めています。今回の健康保険カードの大型受注は今後の展開の大きなステップになります。 「このような画期的なプロジェクトに、高いセキュリティ技術とJavaCardプラットフォームに対応した日立のICカードマイコンが採用されたことを、非常に嬉しく思っています。この高いセキュリティ性やJavaCardへの適合性、その他の多くの機能を兼ね揃えたマイコンの安定供給を通じて台湾の健康保険カードに貢献していきたいと考えています。」
「TECO社は台湾中央健康保険局への健保ICカードの受託業者として選定されており、日立と共にコンソーシアムを形成しています。日立のICカードマイコンの優れたセキュリティ対応技術、並びに最先端の技術に感銘を受けています。このプロジェクトに日立が戦略的パートナーとして参加したことに大変感謝しています。」
「G&D社にとって、Javaを使った世界最大級のICカードプロジェクトで日立と協力できたことは実に有意義でした。G&D社で開発したJavaCard
OSとそのアプリケーションプログラムは全体のソリューションにおいて基礎となるものです。高い性能とセキュリテイ機能をもつ半導体チップに搭載されたJavaCardは、今後幅広い用途において益々重要になってくると確信しています。」
ICカード用マイコンのAE-4シリーズは、8キロバイトから64キロバイトのEEPROM(注3)を内蔵しており、公開鍵暗号対応のコプロセッサを搭載した製品もあります。またAE-4シリーズは16ビットマイコンで、広いアドレス空間と大容量メモリにより、JavaCard OSをプラットフォームとして使用することができます。
<TECO社の概要> <G&D社の概要> |
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