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2002年4月1日 | ||
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皆さんが社会人として歩み始めるこれからの時代は、インターネットの普及により、日々劇的な変化を遂げています。「ユビキタス情報社会」とも呼ばれる今後の時代は、時間や場所、空間を越えて、自らが望む情報はいつでも簡単に手に入る時代であり、同時に、世の中は、機会は平等であっても結果は不平等になるという厳しい競争の時代であるともいえます。 日立は、電気機械修理工場という小さなベンチャー企業としてスタートしました。その創業の精神をグローバルに通じることばで宣言したものが、コーポレートステートメントである「Inspire
the Next」です。これは社会が変化するとき、当社は常にその先駈けになる、という強い意志を表したもので、日立に働く社員がそれぞれの仕事を通して実行していく、いわば心の拠り所であり、約束なのです。 グループ一体としてさらにベスト・ソリューション・パートナーへの「変革」を加速し、「成長の創造」を図るためには、新たな事業の開発にも積極的に取り組む必要があります。日立では、今後の注力すべき事業分野を4つのカテゴリーに定め、新たな事業開発戦略として「Inspire the Next事業」を推進しています。具体的には、IT技術を用いたユビキタス情報社会を創出する「快適生活ソリューション」、エネルギーや環境技術により安全な生活基盤を提供する「クリーン環境ソリューション」、先進医療やバイオ技術の産業化により安心な生活を提供する「安心健康ソリューション」、日立の豊富な経験と技術で企業イノベーションに貢献する「知識経営ソリューション」という4つです。 グループ一体となった事業の経営をスムーズに行うためには、多くの国や地域、さまざまな人々と価値観を共有し、信頼を獲得することが重要なポイントとなります。 一方、日立が事業を拡大し、世界に誇る技術・知識を有するに至った源泉には、多様な価値をもったひとりひとりが、企業人としての考えやこだわりを持ち寄り、そのお互いの価値を尊重してきたことにあります。こうした多様な価値を尊重する人材活用戦略は、 diversity(ダイバーシティー)と定義されることもあるようですが、ビジネス環境の変化に迅速かつ柔軟に対応するために、当社ではさまざまな制度の拡充、改革をおこなってきています。 まず「スピード」、「チャレンジや変革」など10項目からなる「HITACHI VALUE」は今日からみなさんひとりひとりが実行していく基本となる価値であり、行動基準です。また、時代の変化とともに、若い人たちの働き方に対する意識も変わってきているとの認識のもと、社内公募制度や仕事と家庭の両立を支援する「ジェンダー・フリー&ファミリー・フレンドリー・プラン 」など、新たなニーズに応える制度を整備しています。これらを活用し、それぞれのライフステージにあわせた働き方をしてください。 社員それぞれの価値は多様であっても、その根底には失敗を恐れずやりぬく精神力と、何としても最後までやりぬこうとするチームワークが日立の強みとして共通に流れていると私は確信しています。結果を出すためには、岩をも貫き通す「心意気」と、ときには自らの行動や考えを冷静に見つめ直す「フレキシビリティー」あふれる姿勢、そして「勇気」が必要です。若さは言いわけではなく、「実行する勇気」です。「どうしましょう」ではなく「こうしたい」と自分の思いをどんどん提案し、形にしていって欲しいのです。行動を起こすことが「変化を創造」し、スピードを生み出すのです。 |
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以 上 |
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