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ご参考資料
本資料は米国サンフランシスコにおいて2月25日〜28日に開催されたIDF (Intel Developer Forum) 会場 にて配布した資料のサマリーです。
2002年3月14日
世界初でノートPC向け静音水冷システムを開発
静音水冷システム
(A4ノートPC開発試作機)

   日立製作所 情報・通信グループ統括本部 インターネットプラットフォーム事業部 (事業部長:篠崎雅継)はこのたび、世界初のノートPC向け静音水冷システム(Silent Water Cooling System)を開発しました。
   本水冷システムを採用した製品は2002年第3四半期の出荷を予定しています。 

   昨今の高度なアプリケーションソフトが要求する動作環境レベルの上昇につれ、PCは常にその高性能化を求められており、その結果プラットフォーム全体にわたる消費電力は増加の一途を辿っています。従来の冷却システムはファンを使用した冷却システム(空冷式)ですが、本水冷システムはファンの替わりに冷却液を使用するという革新的な方法によりファンレス設計を実現し、静音で信頼性の高い次世代の冷却システムです。

   本水冷システムは、気になる騒音の元となるファンを必要とせず、ノートPCのような小型筐体においても、効率的な冷却を可能にするシステムです。その仕組みは、冷却液を循環させることによってCPUから発する熱を移動し、これまでのファン冷却システムでは利用されなかった広い液晶パネルの裏側を利用して放熱させるという画期的なものであります。
   冷却液の循環には、フレキシブルチューブが使用されているため、実装設計におけるレイアウト制限がありません。また、従来の空冷式では排気のためにCPUをフレームの近くに配置する必要がありましたが、ファンを必要としないためそのような制限事項もなくなり、自由な設計が可能となります。今回開発した新冷却システムにより、今までにない静音モバイルPCの実現が可能になります。

   本水冷システムの適用範囲は広く、ノートPC以外にも、デスクトップPC、サーバ、その他の電子機器に搭載することにより、コンピュータの高性能化に伴う高熱やファンノイズ問題に対処することができます。

■本水冷システムの特徴
   1) 静音
   2) 設計レイアウトの柔軟性
   3) 複数の発熱体の冷却が容易
   4) ファンとの併用で冷却効果の増大も可能
   5) 発熱量の増加に対応できる
   6) メンテナンス フリー

以 上




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