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2002年2月21日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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日立製作所 半導体グループ(グループ長&CEO 伊藤 達)は、このたび、XGA(注1)、SXGA(注2)サイズの高精細TFT液晶パネルのデータ線駆動用ドライバとして、低EMI(注3)を実現するRSDSTM(注4)準拠のインタフェースを搭載した256階調TFT液晶ドライバ「HD66356」を製品化しました。2002年3月からサンプル出荷を開始します。 本製品は、広視野角のTFT液晶パネルに対応するため、13.5Vの高い液晶駆動電圧を実現しています。 近年、ノートパソコンや省スペース型デスクトップパソコン、モニタなどに搭載されるTFT液晶パネルは、大型化および高精細化が進んでいます。これにより画面の表示情報量は増加し、CPUと液晶ドライバ間のデータインタフェース速度が高速化しています。しかし液晶駆動信号出力にくらべてデータインタフェースの周波数は高いため、高速化にともない、信号レベルが変化する時に発生するEMIノイズの影響が大きくなります。一方、高品質な表示画質のパネルとして、広視野角のTFT液晶パネルの需要が拡大しており、EMIノイズ低減とともに、広視野角を実現するための高い液晶駆動電圧を発生する液晶ドライバのニーズがあります。 当社は、このようなニーズに対応するため、低EMIを実現できるRSDSTM準拠の小振幅差動インタフェースを搭載したデータ線駆動用のTFT液晶ドライバの開発を進めており、既に液晶駆動電圧が10VでXGA、SXGA+(注5)向けに、384出力で64階調の「HD66336」、420出力で64階調の「HD66335」を製品化しています。今回、更なるラインアップの強化として、XGA、SXGAの広視野角TFT液晶パネル向けに、液晶駆動電圧が13.5V、384出力で256階調の「HD66356」を製品化しました。 本製品は、RSDSTM準拠の小振幅差動インタフェースを採用しています。従来のCMOSレベルインタフェースの電圧振幅約3Vに対し、電圧振幅を0.4V(±0.2V)と小振幅にしているため、信号レベルの変化時に発生するEMIノイズを低減でき、ノイズ対策に必要なシールドやコンデンサなどの部品を削減できます。さらにデータインタフェースの本数は、CMOSレベルインタフェース方式での48本に対して24本と半減したため、基板の配線面積を低減でき、液晶パネルの低価格化を図ることができます。また、液晶駆動電圧を13.5Vと高くしたことで、広視野角のTFT液晶パネルに対応できます。 また、本製品は、XGA、SXGAの高精細カラーTFT液晶に適したデータ線ドライバです。1画素当り8ビットのデジタルデータを受け取り、D/Aコンバータにより256階調の出力電圧を発生して、1677万色表示の高品質な画質を実現します。データ線駆動出力数は384出力で、XGAは8個、SXGAは10個のチップで構成でき、全ピンを使用した無駄のない液晶パネルの設計ができます。 パッケージはCOF(注6)、TCP(注7)を採用しています。 今後、今回採用したインタフェースの技術を、さらなる大画面、高精細のUXGA(注8)対応製品へ適用し、ラインアップ拡大を図っていきます。
■応用製品例 TFT液晶パネル(デスクトップモニタ、省スペース型デスクトップパソコン、ノートパソコン) ■価 格
■仕 様
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以 上 |
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