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2001年12月7日
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日立製作所 ライフサイエンス推進事業部(事業部長&CEO:田口裕也、以下、日立)は2000年5月にMyriad Genetics Inc. (以下、Myriad社)から導入したProNet®技術(*)を用いてこれまで製薬メーカー等にヒトの疾患関連蛋白質相互作用、生化学パスウェイの解析サービスを提供してきましたが、受託解析サービスに加え、日立及びMyriad社がこれまで独自に解析し、社内に蓄積して来た疾患関連蛋白質相互作用データベースの閲覧サービスを2002年1月から開始します。 ヒトゲノムの解析はほぼ完了し、プロテオーム解析の機運がアカデミア、産業界を通じて全世界的に高まっています。蛋白質機能解析や相互作用解析(インタラクトーム解析)は疾患原因の特定や治療、予防、新薬開発において重要な役割を果たして行くものと期待され、国内外の製薬メーカーではゲノム・プロテオーム情報に基づき、創薬の標的遺伝子・蛋白質の絞込みに鎬を削っています。こうした中、日立が提供する蛋白質相互作用解析サービスは好評を得ていますが、これに加えて多くのお客様より研究開発の加速のために自社が保有する、あるいは日立に解析を委託した蛋白質回りのより広範な相互作用情報についても併せて提供して欲しいとの要望が強く出されていました。日立ではこうしたメーカー各社のニーズに応え、研究開発を積極的に支援するために、これまで提供して来た蛋白質間相互作用や生化学パスウェイ解析サービスに加えて日立及びMyriad社が蓄積して来た疾患関連蛋白質相互作用データベースの提供を2002年1月より開始します。 今回提供を開始するサービスはこれまで日立及びMyriad社が独自に解析し、構築して来た疾患関連蛋白質相互作用・パスウェイデータベースの全面的開示の他、ガン、糖尿病などの特定の疾患、あるいはアポトーシス、細胞周期制御に関連した蛋白質などに限定した生化学パスウェイデータの部分開示を予定しています。お客様は短期間で自社が保有しているパスウェイ情報、更には日立が解析し、提供するパスウェイ情報に加えてこれらのサービスによる情報の迅速な取得が可能となり、疾患発症原因の特定、疾患の発症プロセス、あるいは疾患パスウェイの中核を阻害する理想的な創薬ターゲット探索の加速化が期待されます。
日立およびライフサイエンス推進事業部の詳細情報については下記のWebサイトを参照下さい。 日立 http://www.hitachi.co.jp/ ライフサイエンス推進事業部 http://www.hitachi.co.jp/LS/ Myriad社は、独自のゲノミックおよびプロテオミック技術を用いて診断製品の開発を目指す創薬企業です。同社には創薬ターゲットスクリーニングを担当するMyriad Pharmaceuticals, Inc.と、遺伝子検査を専業とする Myriad Genetic Laboratories, Inc.の子会社があります。また、本年4月には3年以内にヒトの蛋白質の全ての相互作用を解明し、データベース化することを目的としたMyriad Proteomics, Incを日立、Oracle Corporation、Friedli Corporation Financeと共に設立しました。Myriad社はこれまでにBayer, Eli Lilly, 日立, Novartis, Pharmacia, Roche, Schering AG and Schering-Ploughとの間で戦略的提携を結んでいます。Myriad社の詳細情報については下記のWebサイトを参照下さい。 http://www.myriad.com | ||
以 上 |
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