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2001年12月6日

 

株式会社 日立製作所
ゼネラル・エレクトリック・カンパニー
沸騰水型原子炉(BWR)に関する技術協力契約の更改および延長について
  株式会社 日立製作所(以下、日立)と米国ゼネラル・エレクトリック・カンパニー(以下 GE)は、このたび、沸騰水型原子力発電システム(Boiling Water Reactor/以下、BWR)の技術開発に関する技術協力契約(Technical Cooperation Agreement/以下、TCA)の更改を行い、提携関係を10年間延長することで合意しました。

  今回のTCAは、これまで日立が培ってきたBWRにおける実績と技術力を踏まえて、今後は両社が対等なパートナーとなって、互いの強みを最大限に生かすことを目的としています。今回の更改により、既存のBWRの安全、かつ効率的な運転を継続するために、引き続き最先端の技術を用いることが可能となります。また、両社は、株式会社東芝(以下、東芝)とともに、改良型沸騰水型原子力発電プラント(Advanced Boiling Water Reactor/以下、ABWR)をはじめとするBWR型原子力発電設備の世界各国への拡販を図るため、さらに協力関係を強化していきます。

  日立とGEは、1967年にBWRの技術協力契約を締結以来、30年以上にわたり、日本および海外で、BWRの建設、運転プラントの予防保全・サービス分野における協力関係を構築してきました。
  また、日立、GE、株式会社東芝(以下、東芝)の3社は、東京電力をはじめとする国内の電力会社の協力を得て、世界で初めてABWRを開発し、1996年に東京電力柏崎刈羽6号機、1997年に同7号機として納入しました。現在、日立は、ABWRを日本国内で2基(日立単独受注1基、東芝との共同受注1基)を建設中です。GEは、海外で建設中の2機向けの原子炉設備などのシステム、機器の設計、供給を行っており、日立と東芝は、GEとの契約に基づき、主な機器を製造しています。さらに原子燃料分野においては、GE、日立、東芝の3社で2000年1月に�グローバル�ニュークリア�フュエル社�を設立し、国内外の電力会社などに、原子燃料を納入しています。

  現在、全世界に92基のBWR型原子力発電設備があり、生み出されている電力量は、全体の4%を占めています。このうち28基が日本国内にあり、日立はその多くのプラントに携わっています。両社は、今後、世界市場におけるBWR型原子力発電設備のシェア拡大のため、設計、製造、建設、保守・サービスなど、各分野において互いの強みを発揮するとともに、協力関係の強化を図ります。

以 上




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