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2001年9月6日 | |||
CommWorks 株式会社 日立製作所 |
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3Com Corporation(以下、3Com)のキャリアネットワーク部門から創設されたCommWorks Corporation(本社:イリノイ州
マウントプロスペクト/社長 :Irfan Ali 、日本オフィス: 東京都文京区/代表 土本良司 以下、CommWorks)と株式会社 日立製作所
(取締役社長 庄山悦彦 以下、日立)は、両社が共同で開発した「日立IPゲートウェイシステム SG8000」(以下、「SG8000」)が、日本テレコム株式会社(本社:
東京都中央区 以下、日本テレコム)が提供するODNサービスのネットワークの一部に採用されたことを報告します。 CommWorksと日立は、データ、音声、ファックスを同一ポートで処理することのできる本システムを、日本テレコムが提供するプロバイダ事業「ODN」のダイヤルアップ接続を収容するリモートアクセスサーバ向けにこのたび出荷しました。日本テレコムは同製品を利用したODNダイヤルアップサービスを8月から開始しています。 「SG8000」は、CommWorksが提供する「Total Control 1000 エンハンスド・データ・システム」と日立のシグナリングゲートウェイプロセッサ「SG8000-SP」から構成される、電話網とIP網を効率的に統合したNo.7共通線信号方式*1に対応したIPゲートウエイシステムです。今回の出荷にあわせ両社は、「SG8000」に関して従来システムの2倍に増強したポート密度を実装し、STM-0*2インタフェースによるNNI*3接続を実現しました。 日本テレコムでは、「SG8000」を、急増するODNのダイヤルアップ加入者への対応、ISP*4向けホールセールサービス等の新規サービスへの対応、および同社の次世代ネットワーク上での音声とデータの統合サービスにおけるゲートウェイとしての使用を検討されています。「SG8000」による音声、データ、ファックスの融合により、単一のプラットフォームで複数のサービス提供が可能になります。これにより、日本テレコムが提供するサービスプロバイダ事業の競争力が高まり、ビジネスの拡大につながるものと期待されています。 「CommWorksのソリューションは世界の大手通信サービスプロバイダ20社の内、17社に採用されています。CommWorksは、日本の大規模な通信事業者が求めるソリューションを日立と共同で開発してきました。CommWorksはこれからも、日本の環境での稼動時にメディアゲートウェイが必要とする機能をサポートしていきます。」 (CommWorks:日本代表 土本良司) 「IPゲートウェイシステムSG8000は、日立の持つ卓越した加入者電話網のシグナリング技術と1200万ポートの導入実績をもつCommWorksのメディアゲートウェイ技術を高度に融合した製品です。日本テレコム様に自信を持って信頼性と拡張性を提供します。」 (株式会社 日立製作所:ネットワークプラットフォーム事業部長 古川 一夫) 両社は、今後も「SG8000」を通じて通信事業者やISPといったお客様に対して、連携してネットワークの構築に努めていきます。
*3 NNI(Network Node Interface):ネットワークを構成する装置間のインタフェース *4 ISP(Internet Service Provider):インターネット接続事業者 「CommWorks Total Control 1000 エンハンスド データ システム」 Total Controlは、二重化電源とモジュール式アプリケーション・カードの採用により、耐障害性の高い設計により、約10年にわたり、サービスプロバイダ市場をリードしています。Total Controlテクノロジーでは、ネットワークの稼働時間を最大にするため、ネットワーク・インタフェース・カードとアプリケーション・カードがモジュール式になっており、プラットフォームの電源を切ることなく稼働中にカードの抜き差しができます。チャネル・バンク、モデム、CODEC、ISDN装置、アクセス・ルータ、端末サーバなどの機能を、わずか225ミリ高の堅牢でコンパクトなプラットフォームに統合し、これまでにないレベルのコール数とSTM0/SDH、PRI/T1のNNI/UNIコネクティビティを実現しています。 「日立シグナリングゲートウェイプロセッサ SG8000-SP」 「SG8000-SP」は、局用交換機で培った高い信頼性と、国内のNo.7共通線信号方式をサポートすることにより既存交換機との親和性を確保したシグナリングゲートウェイプロセッサです。完全二重化構成、TTC(電信電話技術委員会)版共通線信号手順をフルサポートし、稼動を停止することなくソフトの部分更新やファイル更新が可能です。交換機側は共通線インタフェース、Total Control側はLANインタフェースで接続します。電源は通信事業者で使用されているDC-48Vに対応し、19インチラックに搭載可能です。複数のTotal Controlの制御や、設備増設にも容易に対応します。 CommWorksについて イリノイ州マウントプロスペクトに本拠をおくCommWorksは、世界中のネットワークサービスプロバイダを対象に、アクセスインフラストラクチャ、およびインターネットプロトコルサービス用プラットフォームを提供し、サービスプロバイダが新たなビジネスチャンスを獲得し、競争の激しい市場で独自の地位を確立するための支援を行っています。包括的な、『CommWorksアーキテクチャ』は、柔軟性の高いマルチサービス用ハードウェアプラットフォームとモジュラソフトウェアコンポーネントを備えており、このアーキテクチャを採用するサービスプロバイダは、既存のインフラストラクチャを革新的な技術に統合して、ユーザに次世代IPベースの拡張サービスを提供することが可能になります。詳細につきましては、http://www.commworks.com/ をご覧ください。 3Com Corporationについて 3Com Corporationは、情報とサービスを手軽に利用できる使い易い接続製品とソリューションを個人および法人を対象に提供しています。また、ネットワークサービスプロバイダ向けにはインフラストラクチャとIPサービスプラットフォームを提供しています。詳細につきましては、http://www.3com.com/ もしくはプレスリリースサイト、http://www.3com.com/pressbox/ をご覧ください。 |
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