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2001年8月6日
株式会社 日立製作所
富士電機株式会社
株式会社明電舎
日立製作所、富士電機、明電舎が
高圧電動機と中小容量発電機の企画、開発、設計、製造部門を
開発合弁会社 「ジャパンモータアンドジェネレータ(株)」 に移管
  株式会社 日立製作所(取締役社長:庄山 悦彦/以下、日立製作所)、富士電機株式会社(取締役社長:沢 邦彦/以下、富士電機)、株式会社明電舎(取締役社長:瀬古 茂男/以下、明電舎)の3社は、このたび、高圧電動機(*1)、中小容量発電機(*2)、およびその他関連製品に関する企画、開発、設計、製造部門について、本年10月を目処に、昨年7月に設立した開発合弁会社「ジャパンモータアンドジェネレータ株式会社」(以下、JM&G)に移管するとともに、同社の増資を行い、出資比率を3社均等にすることで合意しました。

  高圧電動機は、電力、一般産業、上下水道等の各種機械の駆動用として使用されるキーコンポネントです。また中小容量発電機は、エンジン等の原動機と組合わせることで工場、ビルなどの非常用として、また、常用としては夏場のピークカット用やコージェネレーション用として使われるなど様々な用途があります。今後は分散型電源、省エネルギー、環境対応などの分野での伸長が期待されています。
  しかし、現在、国内における高圧電動機および中小容量発電機市場は、民間設備投資の抑制、ビル建設の低迷などにより低価格化に拍車がかかり、極めて厳しい事業環境にあります。このため、開発投資の効率化とスピードアップを図り、よりコストパフォーマンスに優れた製品を提供することが求められています。

  こうした市場環境に対応して3社は、昨年7月、高圧電動機および中小容量発電機に共通する絶縁、冷却、生産などの優位技術やノウハウ、人材などを集結させることで、開発スピードの加速と高品質、高性能で市場競争力のある製品の開発を強化するためJM&Gを設立しました。
  今回の製造移管は、JM&Gの設立時の目標が達成できたことから、その開発成果の迅速な市場投入や高効率な生産体制の構築、3社のコア技術の結集による開発のスピードアップ、製品競争力のさらなる強化を目的として行うものです。

  JM&Gは、グローバル競争に勝ち抜くためのコストパフォーマンスに優れた世界トップレベルの高圧電動機、中小容量発電機の製造に取り組むとともに、省エネ、分散電源など多様化する顧客ニーズに対応したシステム製品およびソリューションビジネスのサポートを積極的に展開していきます。
  なお、販売、保守・サービスについては、従来通り3社およびその関連会社が行います。

(*1) 使用電圧が交流600V超で、かつ容量が5,000kW以下の誘導電動機
(*2) 5,000kVA以下の交流発電機



■合弁会社の概要(予定)
1. 会社名 ジャパンモータアンドジェネレータ株式会社
(英文呼称:Japan Motor & Generator Co., Ltd.)
2. 本社所在地 茨城県日立市(日立製作所日立事業所山手工場内)
3. 生産拠点 茨城県日立市、三重県鈴鹿市、群馬県太田市
4. 資本金 24億円(出資比率:日立製作所、富士電機、明電舎、3社均等出資)
5. 売上規模 約200億円(2002年度)
6. 移行時期 2001年10月1日(目途)
7. 代表者 取締役社長 福田 悦博
8. 従業員 約600名
9. 主な事業内容 高圧電動機、中小容量発電機及びその他関連製品に関する企画、
開発、設計並びに製造に関する業務

以 上




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