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2001年8月1日 | |||||||||||
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日立製作所 産業機器グループ(グループ長&CEO:椎木 清彦)は、このたび、給油式スクリュー空気圧縮機「HISCREWシリーズ」の新製品として、新たに開発したロータを採用し、空気圧縮効率を従来機種(*1)と比べて約3%向上させ、また省エネ運転機能の標準搭載により、さらに約3%の省エネを実現した 「HISCREW2000series」12機種を製品化し、8月1日から発売します。本シリーズのうちインバータを搭載した「V-type」は、制御ロジックの変更と低負荷時の容量制御機能、特許申請中の油温制御機能により、最低圧力で安定した運転が可能であり、吸込み絞り弁方式の圧縮機(*2)に比べて約40%の省電力を実現します。 また、本シリーズのオプション機能として、業界ではじめて排出水の油分を5ppmレベルに浄化する圧縮機一体排出ドレン(*3)浄化装置「ECOSEP」と、大型LCDディスプレイを採用し、外付け操作盤が不要で交互運転の対応を可能にする通信ポートを10月1日から発売します。 空気圧縮機は、製造業を中心とした多くの産業で、圧縮空気を供給する機器として幅広く使用されています。環境意識の高まりの中で、産業用機器分野においても「環境」「省エネ」への対応は急務となっています。特に空気圧縮機が消費する電力量は、工場設備全体の25%といわれており、省エネ効果は非常に大きいものになります。 今回発売する「HISCREW2000series」は、空気の漏れやメカニカルロスを削減する新開発のスクリューロータ「ECOPROFILE」の採用により、空気圧縮機本体の容積を約3割削減し、空気圧縮効率を従来機種(*1)と比べて約3%向上させました。また、圧縮空気を使用しているラインを自動的に検知し、空気圧縮機の上限圧力を自動的に低減する省エネ運転機能「ECOMODE」を標準搭載により、必要以上に吐き出し圧力を上げないことから、約3%の省エネルギーを実現します。さらに、圧縮機内蔵のエアードライヤーの冷媒には、出力22kW、37kWクラスとして初めて、オゾン破壊係数ゼロの「R407C」を採用したほか、オプションとして業界で初めてドライヤーから排出されるドレン(*3)内の油分を5ppmレベルに浄化する浄化装置「ECOSEP」をラインアップするなど、環境にも配慮しました。 (*1) 当社「HISCREW」との比較。 (*2) 当社機種との比較。使用空気量比40%時。 (*3) ドレン:圧縮空気中に含まれる水蒸気や油分が、冷やされて液体として、溜まったもの。 ■「HISCREW2000series」の特徴 1.さらに優れた省電力性能
2.インバータを搭載した「V-type」では、吸込み絞り弁方式圧縮機と比べて約40%の省電力効果を実現 インバータを搭載した「V-type」は、新たに開発した当社独自の低負荷時における容量制御と油温制御により、安定した最低圧力の確保が行えることから、吸込み絞り弁方式の圧縮機と比べて約40%の省電力を可能にします。また、ボタン一つで簡単に設定変更が行え、設定の変更は運転中でも可能です。さらに、無負荷時の自動停止機能も標準装備しており、停止時にはインバータも完全に停止状態になるので、待機電力も発生しません。 3.環境への配慮も強化
4.オプションとして通信機能対応高機能制御機もラインアップ オプションとして大型LCDデイスプレーを採用した通信機能対応の高機能制御機を提供します。外付け操作盤不要の交互運転、スケジュール運転が行えるほか、当社が進めている圧縮機遠隔監視システム「COSMOS」に対応する通信ポートを装備しています。(10月発売) ■発売機種・標準仕様・価格・販売目標 ・販売目標 2,800台/年 *オプションは、10月1日からの発売になります。 |
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以 上 |
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