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2001年7月9日
株式会社 日立製作所
三菱電機株式会社
一般産業用機器事業分野製品の相互供給に関する合意について
  株式会社 日立製作所(取締役社長:庄山悦彦)と三菱電機株式会社(取締役社長:谷口一郎)は、このたび、一般産業機器分野における配電制御及びファクトリーオートメーション機器の一部製品について、相互供給を行うことで合意しました。

  今回の合意により、日立製作所は三菱電機に、モールド変圧器の一部機種を、三菱電機は日立製作所に、プログラマブルコントローラ、プログラマブル表示器、ネットワーク製品の一部機種を供給し、両社ともに自社ブランドで販売します。

  国内の産業機器市場は、半導体製造装置や実装装置向けなどの一部の市場では回復基調にあるものの、中・長期的には大幅な需要の伸長は期待できず、厳しい環境にあります。また、海外メーカーの参入による競争激化により、製品価格の下落が一段と進んでいることから、産業機器メーカーには、事業の選択と集中による経営資源の効率的投入、競争力の強化が急務になっています。

  日立製作所は、今回の相互製品供給により、モールド変圧器の生産量を拡大させ、変圧器事業トップの地位を堅持していきます。また、プログラマブルコントローラのラインアップ強化やCC-Link(*)に対応したネットワーク製品の投入などにより、ソリューションビジネスの強化を図っていきます。

  三菱電機は、今回の相互製品供給により、ファクトリーオートメーション機器事業における国内でのトップメーカの地位を堅持し、グローバルレベルでの事業競争力強化を図るとともに、変圧器事業におけるOEM調達を活用した生産体質の強化を推進します。


(*) CC−Link
世界各地に7拠点を持つCC−Link協会(会長:関口隆横浜国大名誉教授)が普及活動を推進し、約190社のパートナーが参画しているオ−プンフィールドネットワーク。最大10Mbpsの高速性と、全対応製品が耐ノイズ試験をクリアしている信頼性が特長で、FA機器間の制御信号を少ない配線で高速伝送できる。半導体、液晶製造装置の国際規格であるSEMIスタンダードにも認定済。

以 上




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