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2001年6月14日 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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日立製作所 半導体グループ(グループ長&CEO 長谷川 邦夫)は、このたび、当社のローパワー16ビットマイコン「H8S/2200シリーズ」のラインアップ強化として、LCDコントローラドライバとDTMF出力(注1)回路、および256Kバイトのフラッシュメモリを搭載したF-ZTATTM(注2)マイコン「H8S/2268F」を製品化し、2001年9月からサンプル出荷を開始します。 本製品は、セグメントタイプのLCDコントローラや正弦波を発生するDTMF出力回路を搭載しているため、電力メータや無線機等に適しています。さらに高性能な16ビットマイコンでの制御と豊富な周辺機能によりシステムの高機能化、小型化を図ることができるだけでなく、フラッシュメモリの搭載により、システム開発期間の短縮が可能です。 シングルチップマイコンは、1チップに種々の機能を搭載していることで、機器の小型化、低価格化を実現できることから、各種機器の制御用に採用されています。しかし、機器は年々高機能化してきており、従来の8ビットマイコンで対応していた制御は、より高機能化を図るため、16ビットマイコンによる制御へと移行しています。これに伴ない、これまで8ビットマイコンで備えられていた機能が、16ビットマイコンにおいても必要となってきました。その中の1つの機能として、例えば、電力メータなどでは、電力量などの数字を表示するためのLCD表示機能のニーズがあります。また、無線機等では、会話すべき無線機同士を認識するため、数値を発信電波の中に付加する場合があり、その際に必要な機能として、数字に対応した2種類の規定周波数の正弦波を発生するDTMF出力機能のニーズがあります。 そこで、当社は、これらの市場ニーズに対応するため、高性能で低消費電力の16ビットマイコン「H8S/2200シリーズ」のラインアップ強化として、LCDコントローラとDTMF出力回路を搭載し、さらに256Kバイトのフラッシュメモリを内蔵した「H8S/2268F」を製品化しました。 本製品の特徴は、以下のとおりです。 <特徴>
さらに、「H8S/2268F」は、豊富な周辺機能を搭載しています。2チャネルのI2Cバスインタフェースと、3チャネルの調歩同期式シリアルコミュニケーションインタフェースを内蔵し、仕様の異なるシリアル通信を行う機器間での通信を可能にします。また、16ビットタイマ×3チャネル、8ビットタイマ×4チャネル、8ビットリロードタイマ×4チャネルなど種々のタイマ機能の他、時計用タイマとしても使用可能なウォッチドッグタイマ×2チャネル、10ビット×10チャネルのA/D変換器、8ビット×2チャネルのD/A変換器、32KHzサブ発振回路などを内蔵しています。 開発環境としては、既存の「H8Sシリーズ」用のCコンパイラ、アセンブラ、リンケージエディタ、ライブラリアン、シミュレータ、デバッガが使用可能です。さらに、ハードウェアサポートとして、リアルタイムエミュレータ「E6000」をはじめとする各種エミュレータを準備しています。 パッケージは、100ピンプラスチックのQFP、TQFPをラインアップしています。TQFPを使用する事で、システムのより一層の小型化・薄型化を実現できます。 今後、本製品のマスクROM版の製品展開やさらなる市場ニーズに対応した製品開発を進めていきます。
■応用製品例
■価 格
■仕 様
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以 上 |
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