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2001年6月13日 | ||||||||||||||||||||||||
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日立製作所 情報・通信プラットフォームグループ(グループ長&CEO:加藤孝雄、以下 日立)は、海外金融業界向けに、新紙幣還流機構を搭載したATMを製品化し、本格的な販売を開始しました。 日立は、銀行業務の合理化や資金運用の効率化、利用者の利便性向上等の面から、今後普及拡大が予想される還流式ATMの世界的展開を目指して市場の開拓を図っており、この度、中国最大の銀行である中国工商銀行他において、当社の還流式ATM が本格的に稼働を開始しました。 今後は、中国大陸、台湾地域を中心に3年間で約3,000台の市場展開を図ると同時に、欧米市場に対しても新紙幣還流機構の供給を計画しています。 海外のATM/CD市場は、1999年実績で年間出荷台数約18万台、日本国内の10倍以上の市場規模で、今後も年10%以上の成長が見込まれています。 日立は、この市場に向け、従来の国内向けATMの開発で培ってきたノウハウを活かし、さらに大小様々な紙幣のハンドリング/鑑別技術を確立することにより、世界各国の紙幣取扱いを可能にした本格的な新紙幣還流機構を開発しました。 本機構は、円や元、ドル、ユーロ等、世界各国の大小様々な紙幣の入出金にも対応し、搭載する紙幣カセットの数や組み合わせを変更するだけで、還流/非還流の切り替えや、取り扱う金種の設定が自由にできるなど、利用される場所や条件に合わせた設定が可能な、コンパクトかつ大容量の紙幣還流機構です。 中国では、一昨年の北京金融展示会において、新紙幣還流機構を搭載したATMを初出展し、中国政府首脳や各銀行指導者から好評を博しました。さらに新しい流通紙幣の普及も相まって、還流/鑑別入金ATMへのニーズが高まり、今春から稼動を開始しています。 今回開発したATMでは、ハード、ソフト両面の機能強化と共に、現地ユーザーのニーズに応じて容易にアプリケーションのカスタマイズができることなどから、還流ATMによる新サービス提供に関し、日立の大きな貢献を期待されています。また、既に台湾地域からの引き合いもあり、今秋発売を目指し製品を開発中です。 ■販売目標:還流式ATM・新紙幣還流機構を合わせ 3年間で20,000台 ■還流式ATMの主な特徴
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