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2001年6月8日 | ||||
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日立製作所は、このたび、簡単で、直感的なインタフェースを実現するために、本体外表面から一切のボタンを排除した情報端末のワーキングモックアップ Waterscapeを試作しました。本体内部に加速度センサを搭載し、ボタン操作の代替手段として本体を傾けたり、振ったりするジェスチャによる操作コマンドより、テキスト、動画、静止画、音楽といったコンテンツを、楽しみながらブラウジングすることができます。 <ユーザビリティー調査> 20代前半の男女にグループインタビューを行った結果、積極的に様々な情報を取得するというよりは、受動的に流れてくる情報に接しているというユーザ像が浮かび上がってきました。そこで、受動型情報端末に特化したインタフェースとデザインの開発に着手しました。 <デザインコンセプト> 深海に漂うの情報の泡を舷窓からながめるような別世界感をイメージの手がかりとし、思わず眺めつづけてしまう緩やかな画面の動きと、宙に浮いている円盤のような外観形状により、神秘的で飽きのこない情報環境を演出しています。 <主な使い方の例> 自宅のPCに配信される好み情報はクレードル(データ転送用充電器)を介してWaterscape本体に転送され、泡形状に加工されたコンテンツとして現れます。ユーザは、浮力で浮かび上がってくる泡を想像することで、初めての機器操作でも、容易に閲覧を楽しむことができます。 <ワーキングモックアップの仕組み> 移動と選択 本体を傾けたときのX軸、Y軸それどれの角度が加速度センサによって検知され、泡の移動に反映されます。所望のコンテンツを発見したら、本体を水平にして、画面手前に浮き上がってくる情報泡を画面中央のエリアに導きます。画面に最大接近したところで泡がはじけ、コンテンツの表示が自動再生されます。 操作コマンド 加速度センサのX軸、Y軸の値の変化パターンにより、ジェスチャコマンドが対応付けられています。たとえば、大きな振幅が一定時間継続した場合を、コンテンツ閲覧の終了のコマンドに割り当てています。ユーザが本能的または、経験的に知っている動作を見つけ出して、このようなジェスチャコマンドに割り当てることにより、他にも様々な展開が期待されます。 以上の技術によって、単なる情報端末でもなく、遊びを目的としたゲームでもなく、ゆったりと楽しみながら最新の情報に接することができるインタフェースを実現することが可能となりました。 |
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以 上 |
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