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2001年6月5日
 
「ホームネットワーク家電システム・サービス」の創出を目指した事業戦略
「ホーム&ライフソリューション」をスタート
  日立製作所 家電グループ(グループ長&CEO:瀬端久仁雄)は、ネットワーク社会の進展を見据えたホームネットワーク家電システム開発への取り組みを強化し、ネットワークイノベーションによる新たなベネフィットの創造を目指す、「ホーム&ライフソリューション」計画をスタートします。

  今後3年間でホームネットワーク家電システムの開発を目指し、デジタル技術による人と家電の親和性、すなわち、インタラクティブ性を徹底追求した「デジタラクティブ家電」計画を推進します。2003年には、ブルートゥース等を媒介とした無線接続システムを想定しており、個々の家電品のネット接続を実現します。これにより携帯電話を使ったエアコンの「遠隔操作」や、「洗濯機」の操作ガイダンス・ナビゲーション、あるいは最新機能ソフトのダウンロードなどが可能となります。

  また、これと並行して、電灯線をネットワークインフラとするエコーネットを活用したシステムの開発を進めます。エコーネットよる常時ネットワーク接続は、家電機器間連携制御やトータル省エネコントロール、遠隔地からの監視、リモートメンテナンスなど、更に進化したネットワークベネフィットが可能となります。
  これらのシステム開発とあわせて、ITプラットフォームの構築を加速し、将来的にはホームネットワーク家電とつながり、最新機能ソフトのダウンロードや遠隔操作サービスなど、新たなサービス事業を構築していきます。


■「ホーム&ライフソリューション」の考え方
  親子4人といった「標準世帯」は減少し、一方で「シルバー層」を中心とした二人以下の世帯の増加や、晩婚化にみられるような個人化・シングル化が進行してきています。
  こうした家族像の変化とITインフラの家庭への急激な普及があいまって、従来の「家(いえ)」も単なる「生活の場=ハウス」から、「生活する・働く・学ぶ」といった、「あらゆるライフスタイルを演出する場=ホーム」へと、大きくその機能を変えています。
  日立は、ホームネットワーク家電システムによるソリューションをこのような「ホーム」と「ライフ」の劇的な変化に対し、「衣・食・住のカスタマイズ化」という新たなベネフィットを実現することにある、ととらえています。
  また、社会的責務である「省エネ」、「易リサイクル」、「易分解」などの環境課題を社会の最小単位である「ホーム」を起点に解決することが、家電グループとしての「ベストソリューション・パートナー」としての、最重要テーマであると考えています。


■「デジタラクティブ家電」商品開発
  「デジタラクティブ家電」は、ホームネットワーク家電のベースとなる技術、つまり、個人・個別の情報を集める「センシング技術」、個別状況に応じ、細かく対応する「制御技術」お客様とのインタフェースとなる、わかりやすく、使いやすい「表現技術」の開発とともにブルートゥースやエコーネットなどのネットワークインフラ技術開発を加速し、さらに、商品進化をカタチにあらわした「鮮・新ライフスタイルデザイン」を加えることによって、2003年、本格的なホームネットワーク家電システムを生み出していきます。
  「デジタラクティブ家電」の各年度の商品開発キーワードは以下の通りです。
2001年 「make@standard」
−家電の本質価値イノベーション−
お客様に本質的に必要とされている家電の機能をひとつひとつ原点から見つめ直し、21世紀にふさわしい家電の基本価値を提案します。
2002年 「think@personal」
−家電の機能価値イノベーション−
ネットワーク時代のベースとなる「センシング」・「制御」・「表現」技術を活かし、カスタマイズ化に向けて新たな機能価値を提案します。
また、デザイン面では、ネットワーク時代に適合した新しいコンセプトを導入し、一目見れば日立と分かる商品を提案します。
2003年 「link@home&life」
−家電の使用価値イノベーション−
ホームネットワーク家電システムにより、遠隔制御やリモート操作を軸とした「いつでもどこでも」、最新ソフトのダウンロードによる「いつも新しい商品」、機器連携、集中制御などによる「最小エネルギー」といった、新たなベネフィットを提案して参ります。


■ITプラットフォームの構築・整備
  こうしたホームネットワーク家電システム開発と同時にインターネットにおける2つのプラットフォームを強化・充実していきます。
  「情報とコミュニケーション」を目的とし、双方向でお客様と日立を結ぶホームページ、「日立家電ファンサイト」(http://kadenfan.hitachi.co.jp)を7月よりリニューアルします。商品情報や暮らしに役立つ情報、商品取扱い説明、設備機器関連図面などの充実、お問い合わせやQ&Aなど、お客様との相互コミュニケーション機能を強化するとともに、ホームネットワーク家電時代には、ひとつひとつの家電品とつながるITプラットフォームとして育成・構築していきます。
  また、「ショッピングとサービス」を目的としたインターネット・ショッピングサイト、「ホラソ.com」(http://www.horaso.com)を4月からスタートしました。お近くの日立チェーンストールがインターネット上で「ほら、そこ」にあり、住まいと暮らしに関するショッピング、サービスの提供をしております。7月からは、コンテンツを拡充し、お客様の生活を豊かに楽しく演出するソリューションを提供してゆきます。将来的には、ネットワーク技術、ホームネットワーク家電を背景に最新機能のダウンロードサービス、遠隔地からの家電コントロールなどの新たなサービスの提供を考えています。


■事業ステートメント

  これまでの「ずっと使うから日立」を一新し、ホームネットワーク家電時代に向かい、新たな家電の価値追求を目指す家電事業ステートメント「ホーム&ライフソリューション」を7月以降、マス広告、カタログ、ホームページなどに順次展開していきます。

以 上




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