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2001年5月16日
世界で初めて統合システム運用管理ソフトウェアとして
「JP1Version 6i」が次世代インターネットプロトコル「IPv6」をサポート
  日立製作所は、IPv6ネットワークの本格的な立ち上がりに先行して、統合システム運用管理ソフトウェア「JP1 Version 6i」のネットワーク管理機能として、通信事業者、iDC、ISP、SIベンダ、企業、大学、研究所などが構築するIPv6*1ネットワークの管理を支援するソフトウェアを、2001年第4四半期を目処に開発します。

*1: IPv6 (Internet Protocol version 6):現在のインターネットプロトコル IPv4(Internet Protocol version 4)を拡張・高機能化した次世代インターネットプロトコル。アドレスが128bit(約 3.4×10の38乗個)分ある。

  近年、インターネットの普及拡大、情報家電や携帯端末などさまざまな機器へのIPアドレス付与、ネットワークの常時接続の利用拡大、さらに政府の「e-Japan重点計画」に基づく社会インフラの整備などを背景に、次世代インターネットプロトコルであるIPv6が注目されています。このような中、IPv6を使った通信サービスの商用化や試行への取り組みが既に始まっており、これまでのIPv4に加えIPv6にも対応している日立ギガビットルータ「GR2000」などのネットワーク関連機器の運用管理に対するニーズが高まっています。

  「JP1」は、トップシェアのシステム運用管理製品として、国内はもとより海外市場でも高く評価され、現在5,300社を超える企業に導入されています。また、JP1のネットワーク管理製品である「JP1/Cm2」は、従来より、階層型分散管理による大規模ネットワークへの対応や、ファイアウォールを経由したネットワーク環境の管理など、ネットワークの進展に対応してきました。

  今回、当社は、IPv4とIPv6とが共存するネットワークの運用管理を支援するため、「GR2000」をはじめとするIPv6ネットワークにも対応したネットワーク機器の構成管理画面への自動表示機能、障害管理・性能管理のためのIPv6管理情報の収集機能などを「JP1/Cm2」に追加します。これにより、IPv4とIPv6のネットワークの統合的な管理を可能にすることで、ネットワーク管理の効率向上を図ることができます。また、既にIPv4で運用しているネットワーク管理の環境を変更することなく、新たに構築するIPv6ネットワークの管理を追加できるので、IPv4 とIPv6が共存する環境のネットワーク管理を容易に実現できます。

  尚、本発表の内容は、6月6日〜8日に幕張メッセ(日本コンベンションセンター)で開催される「NetWorld + Interop 2001 Tokyo」に参考出展する予定です。

以 上




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