ニュースリリース | ||||||
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2001年5月7日 | ||||||||||||||||
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日立製作所 モノづくり技術事業部(事業部長:専務 佐藤一男)は、世界で初めて4ビームを採用し、合計4000ミリワットの出力を実現した光造形機を導入し、5月より本格稼動を開始します。本装置の導入により、光造形モデルの製造にかかる時間を、従来の光造形機に比べ最大で1/10に短縮することが可能となります。さらに、本装置の本格稼動と同時に、これまで日立グループを対象に行っていた光造形モデルの製造について、社外からの受注も開始します。 モノづくり技術事業部では、製品開発のスピードアップを可能とする光造形モデルの製造を行うとともに光造形技術の開発を行う拠点として、2000年7月にRP技術センタを設置しました。同センタでは、これまでに2ビーム造形機1台とハイパワー光造形機2台を導入しており、造形機を保有する他の事業所とも連携を取りながら、日立グループ向けの光造形モデルの製造を行ってきました。 今回導入した4ビーム光造形機は、シーメット株式会社と共同開発したもので、出力1000ミリワットの固体レーザを4式備えることにより、世界最高速での光造形が可能です。また、本装置では、600ミリ角のステージを採用することにより、従来より大型な造形モデルが制作可能であるとともに、複数個のモデルを個別のレーザで同時造形するモードと1つのモデルを4ビームで分割造形するモードを選択することも可能です。 本装置の導入により、自動車の大型部品のように、従来であれば作成に100時間以上を要したような造形モデルについても、納期を大幅に短縮することが可能となります。また、開発中の製品の機能、性能、最終確認のため全ての部品のモデルを希望するにもかかわらず、納期とのトレードオフで造形を断念していたようなケースについても、納期の大幅な短縮が可能となり、光造形適用範囲の飛躍的拡大が期待されます。さらに、4ビーム光造形機の本格稼動にあわせ、2001年5月からは、日立グループ外からも造形サービスの受注を開始します。 当社は、今後もモノづくり技術のベストソリューションを提案してゆきます。 <高速4ビーム光造形機の仕様>
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