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2001年4月25日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
株式会社日立製作所 日立ネットビジネス株式会社 スピードエラ・ネットワーク・インク |
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株式会社日立製作所i.e.ネットサービスグループ(以下日立、グループ長 & CEO:片岡 雅憲)および日立ネットビジネス株式会社(以下HnB、取締役社長:原
巖)は、コンテンツ配信サービス事業者である米国スピードエラ・ネットワーク・インク(Speedera Networks, Inc. 以下Speedera、CEO:Ajit
Gupta)の技術を利用したコンテンツ配信サービスを、8月初旬より開始します。日立およびHnBは、2004年度には、年間30億円の売上を目指します。HnBのiDC(インターネットデータセンター)である大手町センタを最初の拠点としてサービスを開始し、高信頼かつ高速なコンテンツ配信を実現します。 今回、世界最高クラスの性能・拡張性を有するSpeederaの実績あるコンテンツ配信キャッシュサーバやストリーミングサーバ等で構成されるサーバ拠点POP(Point of Presence)をiDCに設置し、Webサーバへのアクセスを快適にしたい事業者(ポータル事業者やマーケットプレイス提供企業等)や映像、ゲーム等のコンテンツを持つコンテンツ提供者に、高信頼・高性能なグローバルコンテンツ配信サービスを提供します。POPの設置については、今後、日立やHnBのビジネスパートナーのiDCへの設置も検討していきます。 アクセス系のブロードバンド化の進展や情報・放送・通信の融合等の新しい環境では、マルチメディアを利用した新しいサービスが家庭や企業に急速に浸透してきています。米国の調査では、xDSL(デジタル加入者線による高速データ伝送)の普及で急速にオンラインショッピング、画像のメール送信、ストリーミングビデオやMP3(MPEG-1/Audio Layer-3)ファイルのダウンロード、ゲームなどマルチメディアコンテンツの活用が急速に進んでいるという調査結果が出ています。日本でもxDSLやFTTH(Fiber to the Home)等のアクセス系ブロードバンド化が急速に普及してきていることから、コンテンツ(静止画、映像や音楽等)を制作、保管、配信する一連のサービス提供が要求されています。 日立およびHnBは、すでに提供しているストレージサービス等の積極的な展開・拡大戦略の一環として、コンテンツ(静止画、映像や音楽等)配信サービスも組み合わせて提供することがこれからの事業展開で必要であると考えています。スピーディにコンテンツ配信サービス事業に参画するため、今回HnBが、独自のGTM(Global Traffic Management)機能を差別化機能としてグローバルなオープンパートナーシップを推進しているSpeederaとの協業契約を3月29日に締結しました。 Speederaは、高品質なコンテンツ配信サービスをグローバルに展開するため設立されました。Speederaは、Load Balancer、Failover、Content Delivery、SSL(Content Delivery)、Download、On-demand Streaming、Live Streaming等のサービスを提供する、トップクラスのコンテンツ配信サービス企業です。Speederaのコンテンツ配信用ネットワークは、米国および世界20カ国以上の主要都市部に配置され、約100以上の拠点で配信用サーバが稼動、200以上のキャリアと接続しており、現在も拡張を進めています。社名の「Speedera」には、「スピードの時代」という意味が込められています。 今回、日立とHnBは、Speederaの技術を利用したコンテンツ配信サービスを、日立のネットビジネスブランド「Cubium(キュービアム)」のネットインフラサービスの一環として提供します。「コンテンツ配信サービスpowered by Speedera」は、グローバルトラフィック管理をベースに、コンテンツ配信の可用性(Availability)と性能(Performance)を向上させるサービスや、ストリーミング(Streaming)配信のためのサービスを展開します。なお、料金体系まで含めた具体的なサービスラインアップについては、今後検討していきます。 HnBは、日立グループのネットインフラビジネスにおける戦略的関連会社として、今後、コンテンツ事業者や放送事業者、iDC事業者やアクセス系ネットワーク事業者との戦略的パートナーシップをさらに拡大していくことで、国内No.1のトータルコンテンツ配信サービス事業者としての地位を確保することを目指し、サービスを展開していきます。ストレージとPOPを配置したiDCと、WAN(Wide Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、ISP(Internet Service Provider)等のアクセス系ネットワークを組み合わせ、コンテンツの保管から配信までをトータルにサポートするソリューションを計画しています。課金やセキュリティ等の課題の解決、日本市場に最適なコンテンツ配信サービスの充実(暗号処理の日本環境への展開等)などにより、高信頼・高品質なサービス提供を目指していきます。 今回のサービス開始に関して、SpeederaのCEO Ajit Guptaは、「Speederaと日立のパートナーシップによって、日本のWebユーザにリッチなマルチメディアコンテンツを提供するための環境は、大きく前進します。日立が重要なパートナー会社としてSpeederaを選んでくれたことは、非常に光栄です。Speederaが持つサービスと日立が持つサービスを組み合わせることにより、ストリーミング、コンテンツ配信、Webサイト可用性のための統合サービスなど、他のプロバイダの追随を許さないサービス商品をユーザに提供できることでしょう。」と語っています。 また、HnBの原 巖 取締役社長は、「これからのネット社会は、コンテンツセントリックなシステムとサービスが社会のインフラになってきます。音声、画像を含む重要かつ膨大なマルチメディアデータを効率良く、確実に、そして迅速に配信していくことが、ネットビジネスの成功の鍵と言っても過言ではありません。今回、重要なパートナーとして、グローバルな舞台で多くの実績を持つSpeederaの「Speedera Fusion Partner」の一員となり、当社が新たに日本でのサービス提供を開始することで、国内コンテンツ配信サービス事業者のリーダー役としてネット社会の発展に大きく貢献していきたいと考えています。」と語っています。 ■会社概要
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