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2001年4月10日
 
東京大学情報基盤センターにおいて国内最大性能の
スーパーコンピュータシステム「HITACHI SR8000/MPP」が稼働開始
  日立製作所 情報・通信プラットフォームグループ (グループ長&CEO:加藤孝雄)はこのたび、スーパーコン ピュータシステム「HITACHI SR8000/MPP」を東京大学情報基盤センターに納入しました。本システムは、全国の研究者の大規模スカラー超並列計算に対するニーズに応え、4月からサービスを開始しています。 本システムの理論ピーク性能は2テラフロップス*1であり、稼働している中では国内最大性能のスーパー コンピュータシステムです。

  本システムは、同センターの全国共同利用施設である「スーパーコンピューティング部門」に設置され、全国の大学・研究機関から利用されます。「スーパーコンピューティング部門」は、学術研究を理念とし、年々多様化・高度化・専門化する情報処理の需要に適切に対応するため、一貫してその時代における最高水準の最新鋭計算機システムを導入し、全国のさまざまな分野の研究者に対して、大規模科学技術計算のためのサービスを提供してきました。

  本システムは、1996年3月に稼働を開始したスカラー超並列型スーパーコンピュータ「HITACHI SR2201」の後継です。スカラー超並列型スーパーコンピュータを利用している研究者からの、より大容量な主記憶装置と長時間計算を要する大規模計算へのニーズに対応するため、本システムは、「HITACHI SR2201」に比べ、総メモリ容量を9倍、総理論ピーク性能を6.75倍に増強しました。本システムは、今後、我が国の科学技術の発展に大きく貢献することが期待されます。
  国内最大性能かつ、世界でも最大規模の性能を有するスーパーコンピュータシステムの1つとなる本システムが稼働したことは、当社のハイ・パフォーマンス・コンピューティング技術が世界トップクラスにあることを証明したものと考えています。


■東京大学情報基盤センターについて
  全国共同利用部門の「スーパーコンピューティング部門」と、学内共同利用部門の「情報メディア教育部門」、「図書館電子化部門」、「キャンパスネットワーキング部門」の合計4部門から構成されています。
  「スーパーコンピューティング部門」は、各大学・研究機関等に在籍する大学教員・大学院学生・卒業研究中の学部学生等が学術研究目的で共同利用する計算機の運用や、高度計算サービスのための研究開発を行なっています。

■本文注記
  *1: 2テラフロップスは、浮動小数点演算を1秒間に2兆回実行する能力。

以 上




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