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2001年4月3日 | |||||||||||||||
株式会社 日立製作所 STマイクロエレクトロニクス株式会社 |
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株式会社 日立製作所 半導体グループ(グループ長&CEO 長谷川 邦夫、以下、日立)とSTマイクロエレクトロニクス(社長兼CEO
パスクァーレ ピストリオ、以下、ST)は、このたびSuperHTM(注1)ファミリのCPUコア開発及びCPUコアライセンス供与を行う合弁会社「SuperH,
Inc.」を設立することで合意しました。 新会社は、SH-4及びそれ以降の次世代CPUコアのライセンス供与を行います。また、64ビットのSH-5の開発完了後に、SH-6、SH-7 のCPUコアの開発を行います。 STと日立は、これまでSuperHアーキテクチャの普及を共同で推進してきており、1998年からSH-5コアを共同開発しています。また、2000年10月には、SH-6、SH-7のCPUコアについても共同開発することを発表しています。 SuperHファミリは高性能な32ビット・64ビットのプロセッサーコアであり、デジタル家電、自動車、通信などの分野に最適なマイコンです。これらの分野では、高集積なシステム・オン・チップのソリューションとして、業界標準のオペレーティングシステムやミドルウェアへの幅広いアプリケーションソフトウェアに対応した高性能な組み込み型マイコンが要求されています。 組み込み型マイコンは、今後著しい市場の成長が見込まれており、調査会社ガートナーグループのデータクエスト社によると、2001年に数量ベースで前年比33%増加し、今後4年以内には14億個に達すると予測しています。 日立とSTでは、SuperHファミリのCPUコア開発とライセンス供与に特化した独立運営会社を設立することは、システムメーカや半導体メーカに多大なメリットを提供すると確信しています。新会社がSH-4以降のCPUコアのライセンス供与をオープンに行うことにより、世界中のユーザは高性能かつ低コストなシステム・オン・チップ組み込み型マイコンの設計をさらに容易に行うことが可能となります。 新会社は、専門分野での経験豊富な開発チームで構成され、また、ユーザへのサポート体制も十分に整えることにより、ユーザからの高度なニーズに対応していきます。 SuperH, Inc.は、本社を米国カリフォルニア州サンノゼ市として設立されますが、英国ブリストルと東京にも拠点を置き、グローバルな開発・サポート体制を構築します。新会社のCEOに日立の元マイコン・ASIC本部長 木原利昌、COOにはSTのマイクロコア事業部の研究開発ディレクターのジーンマリエ・ローランドが就任する予定です。設立当初は、日立とSTから受入れる従業員を中心に、約100名で運営を開始します。 STと日立は、新会社運営のために必要な知的所有権や人員面、資金面において協力します。新会社は当初、日立とSTの共同所有となりますが、独立した会社として運営されます。新会社の取締役会は、STから4名、日立から4名の計8名で運営されます。 新会社の設立は、必要な認可を当局から得られることを条件に、当四半期中に行われる予定です。また、会社設立後には、第三者から出資を募る計画です。 (注1) SuperHTMは、(株)日立製作所の商標です。SuperHについてのより詳細な情報は、http://www.SuperH.comをご参照下さい。 <(株)日立製作所の概要>
STマイクロエレクトロニクスについて STマイクロエレクトロニクス(旧SGS-THOMSON Microelectronics社)は国際的な半導体メーカーで、ニューヨーク証券取引所(NYSE:STM)、パリ証券取引所とミラノ証券取引所に上場されています。STは通信システム、コンピュータ・システム、コンスーマ製品、自動車製品、産業用自動制御システムなどの様々なマイクロエレクトロニクス製品向けに半導体集積回路およびディスクリート部品の設計、開発、製造、販売を行っています。 2000年の売上は78億1320万ドルで、純利益は14億5210万ドルでした。ガートナーデータクエストの2000年半導体メーカーランキングで世界第6位にランクされています。さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧下さい。 日本法人 : http://www.st-japan.co.jp ST本社(英語) http://www.st.com |
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