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2001年3月26日 | |
株式会社日立製作所 株式会社テレビマンユニオン 株式会社ジェノム |
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株式会社日立製作所(取締役社長:庄山悦彦、以下 日立)と株式会社テレビマンユニオン(取締役社長:重延 浩)、株式会社ジェノム(取締役社長:浦谷年良)の3社は共同で、通信・放送機構の行う通信・放送研究成果展開事業(平成11年度第二次補正予算関連)に基づき委託を受け、「コミュニケーション放送システムの研究開発」に関して実証実験を3月28日、東京において(東京都品川区南大井6丁目27番18号:日立大森第二別館1401研修室)同様の実証実験を実施します。本件については、3月15日、日立情報プラザ仙台(仙台市青葉区中央区3−2−1、電話:022−711−2525)において公開実験で、同様の実証実験を実施しています。 本実証実験は、TAOの推進する「教育、交通、福祉等、国民生活に身近なサービスの向上」に資する高度なシステムや放送番組をはじめとするコンテントの円滑な流通促進といったビジョンに則り実施されるものです。様々な身体的障害により情報弱者となりがちな方々の社会参加、日常生活支援について放送という視点からハード・ソフトの協同作業でシステムを構築し、解決策を具体的な形で示すことにより、その高い具体的実現可能性を実証します。利用対象者としてALS(筋萎縮性側索硬化症)患者を想定し、身体的にテレビの操作が困難な方もデジタル放送による双方向コミュニケーションの利用がしやすいシステムを開発し、その実現可能性を高度に具体化しました。細かい操作が困難な方がデータ放送を操作する上での不具合点を、ハード・ソフトの両面から解消することで将来の本格的なデジタル放送普及を目的とした「利用者の拡大」、「新サービスの創造」につなげることを目指します。 本システムは、次世代デジタル放送のインフラとして期待されている地上デジタル放送を活用しています。放送送出センター側は映像・音声の他に高度コンテンツを実現する様々な付加情報の多重化および送出を行います。また、受信側は送られてきた映像・音声に加え、付加された情報を映像放送と同期を取り、必要とされる視聴者に合わせ様々な形でリアルタイムに表示します。システムの特徴は、(1)ワンクリックでの画面操作を可能とする使いやすいインタフェース(日立開発の意思伝達装置「伝の心」のインタフェースをベースに改良)の開発、(2)映像・音声放送とデータ放送それぞれの特性を活かした新しい表示スタイルの実現、(3)家庭内映像蓄積の高度利用により時間軸を伴ったコンテンツも視聴者の意志で自由に駆使できる双方向コミュニケーション利用のための端末システムとその放送スタイルの開発、(4)シンプルな双方向コミュニケーションを実現するコンテンツのデザイン制作手法の開発です。 今回の実証実験は、3月28日13:30より、日立大森第二別館で、ケーススタディとして開発した「在宅不在者投票」と「テレビショッピング」のコンテンツをもとに実施します。仙台の実験では、送出側設備として、TAOの地上デジタル送出施設である「東北地上デジタル放送研究開発支援センター」(地上デジタル放送の円滑かつ全国早期普及の実現に向けて設置した地上デジタル放送の研究開発用共同利用施設)を活用しましたが、今回は、VTRおよびLANを利用します。 |
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以 上 |
WRITTEN BY Corporate Communications Division |