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2001年3月5日 | |
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日立製作所は、
2月21日付けで金融工学技術を応用したビジネスを推進する「金融工学コンサルティングセンタ」を設立します。 同センタはビジネスソリューション事業部内に設置し、日立製作所で従来から培ってきた原子力制御等の技術と
金融分野における業務ノウハウを結合させ金融工学分野における最先端のコンサルティング/ソリューションビジネスを 展開します。 日本の金融機関はグローバル化への対応にあたって、リスク管理などの金融工学技術導入において欧米から数年の遅れをとっていると言われています。この技術に長けた欧米の先進金融機関はリスクを局所化しつつ高収益をあげており、日本の金融機関の脅威となっています。これに対し日本の金融機関は力を入れ始めたものの、人材も技術力も不足気味の状態にあります。 日立製作所では主に研究所を中心に培ってきた原子力制御技術、数理工学技術、スーパーコンピューティング技術等を保有しております。金融システム事業部、ビジネスソリューション事業部が従来から展開していたALMシステムやリスク管理システムに関するソリューションビジネスより得た業務ノウハウと、研究所が保有する技術を融合させることにより、最先端の金融工学コンサルティング/ソリューションビジネスを展開します。また、この技術を背景とした金融ビジネス、新サービスの開発等も展望しています。同センタは、金融システム事業部、ビジネスソリューション事業部の専門技術者、日立研究所、中央研究所、システム開発研究所の研究員で構成します。発足当初は約30名の体制とし、将来的には約100名の専門技術者、研究者の体制を構築します。事業部と研究所を一体化し、高度な金融工学コンサルティング/ソリューションを提供することを特徴としています。 展開する事業として、(1)金融機関向けリスク管理コンサルティング/ソリューションビジネス (2)一般事業会社向けリスク管理コンサルティング/ソリューションビジネス (3)日立本社及びグループ企業の財務関連業務、リスク管理業務、資産運用業務サポートを計画しています。 本センタを中心としたコンサルティング/ソリューションビジネスにおいて、2003年度には 100億円の売上を計画しています。 ※金融工学技術とは 金融取引に関してリスクを軽減し効率的に利益を創出するための技術。スワップ、オプション、先物などの条件をつけた取引を行うことによりリスクを軽減することが可能となるが、プライスを算出する技術やポートフォリオ構成を最適化する技術などに確率・統計的手法を用いる。乱数を使用した確率シミュレーションでは超高速計算が必須となっている。電力自由化などに対応した事業を進めていく際にも金融技術の適用が必要となってきており、広く新サービス、新事業を展開する際のスキームを構成する手段としても位置づけることができる。ネットビジネス社会の進展とともに、規制緩和や市場の整備が進んできており、今後さらに重要性が増していくものと考えられている。 |
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以 上 |
WRITTEN BY Corporate Communications Division |