日立製作所金融・流通システムグループ(グループ長&CEO:小野 功)は、このたび、新規開
発の廉価版車載端末を利用して、運送業向けトラック運行管理ASP「e-trasus」(イー・トラ
サス)を開発し、今回第一フェーズとして車輌位置情報を低コストで提供する車輌動態管理サ
ービスを4月2日から提供開始します。
なお、本サービス開始にあたり「e-trasus」(車載端末および、ASP月額サービス)が2ヶ
月無料となる無料お試しキャンペーンを実施します。(合計100台:1社5台まで)
近年、運送業では、配送効率向上によるコスト削減、輸配送品質の向上によるサービス向上
を図るためIT化のニーズが高まっています。この様な状況下、運送業の大部分である約5万社
を占める中小規模企業では、初期投資を抑え低コストでIT化を実現するASPサービスに注目が
集まっています。
当社では、トラック運行管理ASPとして、まず、車輌動態管理サービスを提供します。この
車輌動態管理サービスは、車輌位置情報送信サービスと、パソコン車輌位置表示サービスで実
現され、それぞれのサービス内容は下記の通りです。
(1)車輌位置情報送信サービス:
車輌に搭載した車載端末でGPS(Global Positioning System)を利用し位置情報を取得後、
パケット交換網を介してASPセンタへ定期的に位置情報等を送信するサービス。今後予定して
いる車載端末画面(オプション)でWebを利用した車輌〜センタ間の情報連携が可能。
(2)パソコン車輌位置表示サービス:
運送業者の保有するPC上にインターネット経由でASPセンタから送信される車輌位置情報を
表示するサービス。広域から詳細までサイズを自由に設定できる地図連携ソフト(本サービス
に含む)を利用し、PC上の地図データと位置情報をマッチングさせた車輌位置の高速表示が可
能。
このサービスの利用により、効果的な配車/運行計画が立案でき輸送効率の向上やコスト削
減が実現できます。また、今後、車載端末のWeb機能によるメッセージ送信や運行日報作成、
運行管理パッケージとの連携等トータルなトラック運行管理サービスの提供を予定しており、
より一層の顧客サービスの向上や間接業務の削減が実現できます。なお、日立グループのiDC
「湘南センタ」で「e-trasus」を運用することにより高信頼性、高可用性を実現します。
■ 受注目標
3年間で50,000車輌
■ 新製品/新商品の価格・出荷時期
製品名 | 希望価格 | 出荷時期 |
ASP車載端末セット(通信機器含む) | 80,000円〜/車輌 | 4月2日 |
商品名 | 価格 | 提供時期 |
車輌位置情報送信サービス(通信費込み) | 月額 5,000円〜/車輌 | 4月2日 |
パソコン車輌位置表示サービス | 月額 50,000円〜/PC |
■「e-trasus」ホームページ
URL:http://www.hitachi.co.jp/etrasus<
以上
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