日立製作所は、このたび、オープンなデータ交換技術であるXML(eXtensible Markup 
Language)を活用した企業間の電子商取引(エレクトロニックコマース：EC)や、企業内の業務
システムとのシームレスな接続まで実現できる"B to B統合"により、新しい企業間のECシステ
ムの構築を支援する「Cosminexus Net Business Integrator」と関連ソフトウェアを本年2
月8日より販売を開始します。また、"B to B統合"によるECシステムの企画・立案から構築・
運用までをトータルサポートする新サービスも提供します。

  近年、インターネットを活用したe-ビジネスの普及により、ECを適用した企業経営が急速に
拡大しています。このような中、オープンなネットワークを活用した商談や受発注などの企業
間取引(B to B)が本格化しています。さらに、B to Bシステムの構築を大きく変革する技術と
して、インターネットを介した様々なシステム間で、柔軟なデータ連携を可能にするXMLが注目
されています。
　
  今回、実績ある当社のB to B製品や企業間ビジネスメディアサービスTWX-21を通じて蓄積し
てきたノウハウを活かしてB to B統合サーバ「Cosminexus Net Business Integrator」を新
たに製品化し、XMLを活用した柔軟で拡張性の高いECシステムやJavaT#8482によるシステム構
築を支援します。また、XMLを含む様々な形式のデータを必要な形式に変換し、ECシステムや既
存システムなどでの利用を支援する「Cosminexus Interschema」、B to B分野における企業
向け販売サイトも構築できる「Cosminexus Commerce Server」なども製品化します。

 新製品の特徴は以下の通りです。

１．B to B統合サーバ「Cosminexus Net Business Integrator」
　EDI標準形式(CII、EDIFACT、EIAJ＊１等)に加えて、XML形式のデータ交換機能を
提供します。また、国内外で高く評価されている当社の分散トランザクションマネー
ジャ「OpenTP1」の高信頼MQ技術を採用したことで、安全かつ確実に取引メッセー
ジを転送できるほか、ファイル転送やメール等の各種伝送手段や、メッセージのスケ
ジュール管理などのB to B管理機能をサポートしています。さらに、企業間のビジネ
スプロトコル定義や社内システムをシームレスに連携させる豊富な機能を提供するこ
とで、取引先のシステムから社内システムまでをネットワークにより統合する“B to B
統合”を実現します。

＊1：CII、EDIFACT、EIAJは、夫々(財)日本情報処理開発協会、国際連合、(社)日本電子機械
     工業会が制定したデータ標準形式。

２．データ変換ツール「Cosminexus Interschema」
　各種EDI標準やユーザ固有形式に加え、新たにXML形式をサポートします。また、データ
変換に必要なデータ形式のマッピングをGUIにより簡単に定義できます。

３．コマースサーバ「Cosminexus Commerce Server」
  最新のJavaTM技術を活用したカスタマイズ機能や企業内システム連携機能などを提供するこ
とで、B to C分野での一般顧客向けショッピングサイト、B to B分野での企業向け販売サイト
を短期間で構築できます。

４．アプリケーションサーバ「Cosminexus Version3.5」
  ECサイトの高負荷に対応したスケーラビィリティやデバック機能を強化し、大規模開発機能
やJavaTM最新技術をサポートしたECシステム構築の基盤となるアプリケーションサーバです。
  これらの製品を活用してシステムを構築することにより、社外のパートナー企業との様々な
取引データの送受信や管理、社外や社内の様々なデータ形式の変換や連携、社外や社内の業務
システムとの連携の自動化が可能となり、サプライチェーン構築による新しい“B to B統合”
が実現できます。さらに、今後各業界で標準化されていくXMLを用いた取引仕様にも迅速に対
応することができます。また、企業向けに商品を販売するための販売サイトもJavaTMを適用し
たカスタマイズ環境により短期間で構築できます。

　一方、「電子データ交換システム構築サービス」、「電子受発注サイト構築サービス」、
「プライスマッチングサイト構築サービス」を新たに商品化することで、「B to B統合」に
よる企業間ECシステムの企画・立案から構築・運用までをトータルにサポートします。

 今後も、コンピュータ/電子部品産業で推進されているXML業界標準RosettaNet（ロゼッタ
ネット）などに対応した製品、サービスを拡充し、21世紀の新しいEC分野のリーディング
カンパニーとして、企業のe-ビジネスを支援するベストソリューションを提供していきます。

■ホームページ
 URL:http://www.hitachi.co.jp/Prod/comp/soft1/ec

■商品名称等に関する表示
・ Windows，Windows NTは，米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における
   登録商標です。
・ Windows®の正式名称は，Microsoft® Windows® Operating System，Windows NT®の正
   式名称は，Microsoft® Windows NT® Operating Systemです。
・ Solarisは，米国Sun Microsystems,Inc.の商品名称です。
・ Java及びすべてのJava関連の商標及びロゴは、米国及びその他の国における米国
   Sun Microsystems, Inc.の商標または登録商標です。
・ HP-UXは、米国Hewlett-Packard Companyのオペレーティングシステムの名称です。
・ その他記載の会社名，製品名は，それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。



                                                                         以上

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