日立製作所、島津製作所、コロラド・マイクロディスプレイ・インク、ザイブナー・コー
ポレーションは、米国ラスベガスのコンシューマ・エレクトロニクス・ショー(CES)に
おいて、1月5日(現地時間)、ウェアラブル・インターネット・アプライアンス分野で、
事業可能性を探る協業を行うと発表しました。試作機のデモは、マイクロソフト・コーポレ
ーションのブースでご覧いただくことができます。
ウェアラブル・インターネット・アプライアンスは、ハンズフリー・モバイル環境でのイ
ターネット・アクセスを実現します。本試作機は、PC並みの高解像度・大画面をハンズフリ
ーで実現するウェアラブルディスプレイと、ディスプレイに動画を含む画像を供給し、さら
にインターネットへの無線アクセスを実現する制御装置から構成されています。制御装置は
Windows CE オペレーティングシステムで制御され、試作機の重量はわずか230gです。
ウェアラブル・インターネット・アプライアンスは、コールセンター、フィールドサービ
スから、ロジスティックスやヘルスケアなどの分野において、モバイル業務に最適なソリュ
ーションを提供します。また、いつでも、どこでも、フルスクリーンで、インターネットへ
のアクセスが可能で、コンパクトフラッシュやマイクロドライブに記録された動画やテキス
トなどのコンテンツをオフラインで楽しむこともできます。個人の家庭内外での利用から、
病院で入院患者などがハンズフリーで利用できるなど、幅広い用途が期待されています。
本試作機において、日立製作所は制御装置を、島津製作所はウェアラブル・ディスプレイ
を開発しました。また、コロラド・マイクロディスプレイ・インクはウェアラブル・ディス
プレイ向けのマイクロディスプレイとインタフェース・チップセットを開発しました。この
ディスプレイ・インタフェース・チップの製造は日立製作所が担当しました。ザイブナー・
コーポレーションは、今後の事業探索を支援していきます。
日立製作所は、CESを有力なマーケティングの機会と捉え、展示・デモを通して得られ
た情報を、製品化に向け活用していきます。
ウェアラブル・インターネット・アプライアンスの詳しい情報は、次のURLでご覧いただ
くことができます。URL:http://www.hitachi.co.jp/wia/
以上
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