日立製作所 家電グループ(グループ長&CEO:宇根山 祥久)は、高位機種に搭載して
好評のPAM(Pulse Amplitude Modulation)を普及タイプのオーブンレンジに採用し、あ
たため時間半分を実現した「メチャはや メチャうまの PAM高速レンジ(MRO−A4)」
を平成13年1月10日より発売します。
本製品は、マイクロ波を発生させるマグネトロンの電源にPAM制御回路を採用することで、
クラストップレベルの800Wの高出力を実現し、毎日使われるごはんやお総菜等のあたた
めが従来製品の約半分(*)の時間(ご飯1杯を33秒)で出来ます。
今回の製品化は、普及タイプの需要が増加する春先に向けて、高位機種で「はやさと省エネ」
両面から市場に受け入れられているPAMを普及タイプにも搭載し、ラインナップの拡充を図
るものです。
なお同時に、使いやすい縦開きで重量センサーを搭載し、クラス初の2段あたためを実現し
たMRO−X550、オーブンレンジの基本モデルでヘルツフリーのMRO−X530も併せ
て発売します。
(*:平成2年度商品MRO-M562/75秒→MRO-A4/33秒)
■本体標準価格及び発売日
型 式 | 希望小売価格(税別) | 発 売 日 | 当初月間生産台数 |
MRO−A4 | 50,000円 | 1月10日 | 10,000台 |
MRO−X550 | 43,000円 | 8,000台 |
MRO−X530 | 38,000円 | 12,000台 |
平成12年度の電子レンジの需要は360万台(前年比102%)が見込まれています(日
立推定)。これは、昭和62年から平成3年まで300万台以上の需要があった最盛期の買い
替えが顕在化してきていること、普及率が90%以上(経済企画庁調べ2000年3月時点)
となっていることからの安定需要と推測されますが、その中で、普及クラスが微増傾向に有り
ます。
主婦の電子レンジへのニーズとしては、(1)早くできること(2)おいしく簡単につくれること
(3)健康に役立つこと(4)電気代が少ないこと(5)掃除がしやすいこと、などが挙げられます。
(日立調べ)
特に、「早さ」「省エネ」への要望は強く、これは普及クラスにおいても同じです。今回は
普及タイプにPAMを搭載する事により、あたため機能においてクラストップレベルの800W
と高出力を実現し、ごはん1杯をクラス業界最速の33秒であたためられるようにしています。
さらに、PAMの高火力を活かした中華料理の代表であるチンジャオロウスーや八宝菜等が
できる「炒めものメニュー」も搭載しています。
■主な仕様
型 式 | MRO−A4 | MRO−X550 | MRO−X530 |
電 源 | 交流100V、Hzフリー |
電子 レンジ | 高周波出力(W) | PAM800(最大3分)/ 600/200/100 | 500/200/100 |
消費電力(W) | 1,380 | 950/1,350(50/60Hz) |
オーブン | 消費電力(W) | 1,140 |
温度調節範囲(℃) | 発酵、100〜210・250(250℃は5分間、 その後210℃に自動切替え) |
グリル | 消費電力(W) | 1,140 |
外形寸法 (幅×奥行×高さ)(mm) | 470×375×300 | 470×380×300 |
加熱室有功寸法 (幅×奥行×高さ)(mm) | 285×307×165 |
庫内容積(L) | 18 |
角皿/丸皿外形寸法(mm) | □300/Φ280 | ―/Φ280 |
質量(kg) | 11 | 14 | 14 |
本体色 | シャインシルバー(S) ホワイト(W) | ホワイト(W) | ソフトグレー(H) |
以上
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