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平成12年12月13日
高度医療支援サービス事業に参入
−PETサービス事業を有力病院と推進−
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 日立製作所 電力・電機グループ(グループ長&CEO:久野勝邦)は、がん・脳疾患・心疾患
などを対象とする高度医療支援サービス事業に参入することを決定し、推進本部(名称:高度
医療支援事業推進本部)を設立しました。当社は、将来大幅な需要拡大が期待されるPET
(Positron Emission Tomography:ポジトロン断層撮影法)検査や、遺伝子診断、陽子線治
療等を医療機関と共同で事業運営する21世紀に向けた新しい医療サービススキームを提案・
構築することによりベストソリューションパートナーを目指します。その第一歩として、当社
の加速器、画像処理等の先端技術を用いたPETサービス事業を推進していきます。

  具体的には、神戸市が進める医療産業都市構想の中核をなす先端医療センターの主要事業の 
一つであるPETを用いた映像医学研究に参画します。また、学校法人東京女子医科大学とは  
PET共同事業の基本合意に達し、詳細な検討を開始しました。

  がん・脳疾患・心疾患の治療は、早期発見が有効であり、それを実現する高度医療検査への  
ニーズが高まっています。なかでもPET検査はがんの全身スクリーニングが高分解能で容易
におこなえるため、早期発見の可能性が極めて高くなります。一方、医療機関は、今後の医療
制度改革に備え安全性・信頼性の向上と、経営の効率化が求められていることから、PET機
器のような高価な設備と高度な技術が必要とされる高度医療設備は容易に導入しにくいのが現
状 です。

 こうしたニーズに応え、当社は高度医療普及のため医療機関と連携し、機器の提供、オペレ
ーション、メンテナンス、及び各種サービスを行います。これにより病院側は容易に高度医療
サービスを提供できると同時に経営効率の向上がはかれます。

  当推進本部では、社内関連部門(医療システム推進本部・病院、研究所等)と協力して本事
業の拡大をはかります。

【解説】
*.PET:Positron Emission Tomography(ポジトロン断層撮影法)
 PET(ペット)検査は、ポジトロン(陽電子)を放出する核種を標識化した薬剤を体内に投
与し、その薬剤が、がんや心臓、脳などに集まる様子を、からだの外部から撮影する方法です。
検査の目的に合わせて薬剤を選ぶことにより、がんや脳疾患、心疾患などの診断ができます。

*.陽子線治療: 
 陽子線を用いたがん治療法の一つで、加速器で作られた高エネルギーの陽子線を体外からがん
へ照射する放射線治療法です。陽子線は体内の特定の深さにおいてそのエネルギーの大半を失う
性質を有することから、がん患部を集中的に治療することが可能です。
高いQOL(Quality Of Life:患者の早期社会復帰)が望める治療方法として期待されています。



                                                                        以上




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