株式会社日立製作所ビルシステムグループ(グループ長&CEO:平元 武治)と広州電梯工業公司
との合弁会社である広州日立電梯有限公司(本社:中国広東省広州市/以下、HELG)は、この
たび、広州地下鉄から、現在建設中の2号線全駅のエスカレーター109台を受注しました。
日立グループと広州電梯工業公司では、拡大する中国国内の昇降機需要に対応するため、平成
10年7月に、これまで3社に分かれていた広東省の昇降機関係の関連会社を合併させ、広州日立
電梯有限公司を設立しました。以来、先行他社と対等な事業体制を構築し、中国国内におけるシェ
アを上げてきました。
広州地下鉄は、広州市街地の交通渋滞の緩和を目的に、北京、上海に続き、中国三番目の地下
鉄として、1号線が1999年6月に全線開通しました。現在、建設が進む2号線は、1号線に続く
第二の路線として、広州市を南北に貫く全長23.2km(琶洲駅〜江夏間)、20駅が建設される予定
です。現在進められている第一期工事(江南西駅〜広州火車駅間 7駅)は、2002年12月の開通
を予定しており、2004年6月には全線開通予定です。
広州地下鉄2号線の全面受注は、全駅の半分程度を受注した1号線でのエスカレーター受注に
引き続くもので、HELGの品質と生産体制が評価されたものです。今回HELGでは、一部の
部品を除いて、基本的に現地で調達、生産を行う予定です。
日立グループとHELGでは、インフラ整備が進む西部を視野に入れながら、昇降機のさらな
る市場開拓を進める方針です。
以上
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