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平成12年10月5日
日立とLG電子が光ディスクドライブの合弁会社設立に合意
株式会社日立製作所
LG電子株式会社
  株式会社日立製作所(社長:庄山悦彦、以下 日立)とLG電子株式会社(代表:具滋洪、以下 LG電子)はこのたび、CDドライブ、DVDドライブなどの光ディスクドライブの開発・設計・販売のための合弁会社を設立することに合意しました。
   新会社は、日立の強みであるDVD−ROM/RAMドライブの開発技術と、LG電子の世界的なレベルにあるCD−ROM、CD−RWドライブの生産・販売における競争力を統合し、光ディスクドライブ分野における世界のトップベンダーを目指します。

  両社は、光ディスクドライブの開発、設計、販売を目的とした合弁会社「株式会社 日立エルジーデータストレージ」を11月1日に東京に設立し、12月1日に韓国に子会社を設立する予定です。

  光ディスクドライブは、現在、全世界で2億台に迫る市場(注)であるとともに、PC市場の成長と共に、今後とも堅調に推移するものと期待されます。製品別にみると、CDからDVDへのシフト、さらには再生専用ドライブ(ROM)から、記録・再生ドライブ(R/RW、RAM、複合型)へのシフトと大きく変化しています。そのため、開発競争およびコスト競争が世界的なレベルで激化の一途を辿っています。(注:Techno Systems Research社予測)

  日立のデジタルメディアグループは、これまで他社に先行してPC用DVD−ROM/RAMドライブを市場投入しており、技術と開発ノウハウの蓄積があります。またDVDビデオカメラを世界ではじめて開発し、PCとAVの融合する事業分野でもリーディングカンパニーを目指しています。
   一方、LG電子のデジタルメディアカンパニーは、AVおよびPC製品等とともに光ストレージ事業を展開しており、特にCD−ROM/CD−RWに開発リソースを集中した結果、同カンパニーの主力製品となっています。また卓越した開発および生産における競争力と効率的なマーケティングにより、CDドライブでは世界シェアトップのリーディングカンパニーです。

  今回、CD、DVDドライブで世界トップレベルにある両社が、それぞれのリソースを共有し、多様化する製品への対応と開発費用の低減、部品調達コストの削減により、製品競争力の強化が可能と考えています。

  両社は、光ディスクドライブにおけるお互いの強みを持ち寄るとともに、変化の激しい市場で一層のスピード経営を推進することで、世界トップの事業をさらに強化していきます。


■ 新会社概要
社名/商号 株式会社日立エルジーデータストレージ
Hitachi-LG Data Storage, Inc.
本社 東京
事業目的 光ディスクドライブの開発・設計・販売
資本金 15億円
出資比率 日立 51%、LG電子 49%
代表取締役CEO 朴文和 (LG電子 副社長 兼 デジタルストレージ事業部長)
代表取締役CFO 辰己友一 (日立 財務三部 副部長)
設立 2000年11月1日
営業開始 2001年1月1日
従業員数 約350人(営業開始時)

 

<韓国子会社概要>
社名 Hitachi-LG Data Storage Korea, Inc.
所在地 大韓民国 ソウル
社長 朴文和(LG電子 副社長 兼 デジタルストレージ事業部長)
事業目的 光ディスクドライブの開発・設計・販売
設立 2000年12月1日

 

以 上

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