日立製作所 半導体グループ(グループ長&CEO:石橋 正、以下日立)は、台湾のフ
ァウンドリメーカであるEpisil Semiconductors Inc.(漢揚半導体股イ分有限公司、会長:
黄民奇、以下EPSECON社)に、このたび資本参加しました。
日立は、本年8月29日にEPSECON社へ285M NT$(約10億円)の資本参
加をしました。また、今後同社に対する技術支援も行います。一方、EPSECON社は
一定量の生産能力を日立向けに確保することで、両社は中長期にわたる安定的な協力関係
を構築します。
半導体市場では、携帯電話向けを中心に全般的に需要が拡大しており、今後も引き続き
伸長していくことが見込まれます。日立は、ユーザへの安定供給を図るために、新しい製
造ラインの立ち上げや、プロセス技術の微細化等により生産能力を増強すると共に、シリ
コンファウンドリを重要な事業戦略の一環として位置づけ、昨年よりファウンドリの活用
も進めてきました。
日立は、需要の拡大しているLCDドライバをEPSECON社に生産委託することで
既に決定しています。EPSECON社は、6インチウエハで月産15,000枚の生産
能力があり、今年10月より日立が生産委託するLCDドライバの量産を開始します。
<EPSECON社概要>
1. 正式社名:Episil Semiconductors Inc.(漢揚半導体股イ分有限公司)
2. 本社所在地:台湾新竹科学工業園区研新二路六号
3. 設立:1999年6月11日
4. 代表者:会長 黄民奇 ( Archie Hwang )
5. 資本金:2,755M NT$(約96億円)
6. 従業員数:280名(2000年8月時点)
7. 事業内容:半導体前工程製造受託販売(ファウンドリ)
* 1NT$=3.5円で換算
以上
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