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平成12年9月6日
小型生化学自動分析装置「7080形」を製品化
−リモートサポートサービス機能等の搭載により信頼性を向上−
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  日立製作所 計測器グループ(グループ長&CEO 猪俣 博)は、このたび、血液や尿中の酵素・
脂質・糖などの成分濃度を測定する生化学自動分析装置として、稼動状態を遠隔地からリアルタイ
ムで把握できるリモートサポートサービス機能を搭載するなど、信頼性や経済性、操作性の向上を
図った小型生化学自動分析装置「7080形」を製品化し、9月7日から販売を開始します。 
  本装置は、新しい光学系の採用による最小反応液量の低減や、Windows NT(TM)ベースの操作性の実
現等により、病院や検査センターなどにおけるコストの低減および業務効率の向上を図ることが可
能です。
 (*)Windows NT は、米国Microsoft Corp.の登録商標です。

  近年、医療技術の急速な進歩に伴い、病院や検査センターなどの臨床検査室では各種分析装置が
導入されており、なかでも血液や尿中の成分で内臓の疾患を把握できる生化学自動分析装置は、医
療機関の規模を問わず、必要不可欠な装置となっています。一方で、医療費抑制策等の影響などに
より、病院や検査センターを取り巻く経営環境は、非常に厳しくなっており、医療サービスの品質
の維持・向上、トータルコストの低減、業務の効率化などが大きな課題となっています。
  当社は、平成3年に、多種の分析機能を搭載することで多様な検査(化学検査・免疫検査・電解
質測定・薬物検査)が可能な小型生化学自動分析装置「7070形」を製品化し、その信頼性の高さ
から、同一セグメントの装置では業界トップの販売実績を持っています。そして、このたび、
「7070形」のコンセプトや基本的な構造・性能を継承し、さらなる信頼性、経済性、操作性の
向上を図った小型生化学自動分析装置「7080形」を製品化しました。

  本装置は、電話回線を利用して遠隔地から稼動状態をリアルタイムで把握できるリモートサポー
トサービス機能を搭載し、医療サービスの信頼性の向上を図っています。また、反応液に照射する
光を微小化できる新しい光学系の開発により、最小反応液量の大幅な低減(当社従来比40%減)を
可能とするなど、ランニングコストの軽減を実現しています。さらに、本体操作部に汎用OSの
Windows NT(TM)を採用し、一般の検査室で普及しているパソコンの操作と共通化するなど、装置
の操作性向上も図っています。

  本装置は、病院や検査センターなどの国内の医療機関を中心に、初年度100台の出荷を目指し
ます。

■装置サイズ
                     (幅) × (奥行き)  × (高さ)           (質量)
分析部	        :  1,090 ×    760   × 1,115 (mm)          約300kg        
操作部	        :  PC、CRT、プリンタの配置によって異なる。    約 50kg
■価格および出荷時期
製品名本体価格(税別)出荷時期
小型生化学自動分析装置
「7080形」
2,600万円〜平成13年1月


                                                                          以 上




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