日立製作所 産業システムグループ(グループ長&CEO:別府孝祐)は、このたび、製造業
の分野でのソリューション事業を強化する目的で、従来から提供していたERP(Enterprise
Resource Plannning)や、SCM(Supply Chain Management)、CRM(Customer
Relationship Management)等の情報系ソリューションに加え、製造管理や設備管理、環境管
理などの制御系のソリューションを拡充し、両者を統合したトータルソリューションとして提供
します。このため、制御系システムを扱う、電力・電機グループ情報制御システム事業部から、
約350名のシステムエンジニアを8月21日付で、産業システムグループにシフトします。
従来、製造業分野のコンピュータシステムは、製造ラインを直接制御する制御系システムと、
ビジネス情報を扱う情報系システムに分かれていました。しかし近年、制御系システムにおいて
も、単なるラインの制御にとどまらず、生産工程全体を制御するMES(Manufacturing
Execution System)が発展するなど、両者は次第に近づいてきています。そのため、制御系と
情報系技術を融合し、密接な連係を図ることにより、生産から経営までを一貫してサポートする
トータルソリューションが求められています。
当社では、産業システムグループの情報系システムエンジニアと、情報制御システム事業部の
制御系システムエンジニアを組織的に統合し、一層の連携を図ることによって、製造管理、設備
管理、環境管理の分野から、ERP、SCM、CRM等まで、製造業ユーザーのニーズにマッチ
した幅広いソリューションを、よりスピーディに提供していきます。
以上
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